往路は電車、帰りは自転車で。肩の痛みがあるので、タイムがわずかに遅れる。なので、なるべく広い道を選んでスピードをキープしながら走るようにした。もうすぐ走行距離が4500キロに達する。東京からバンコクまでが4620キロだそうなので、あと2往復でトムヤムクン。しかし仕事が忙しい。
wheels
昨夜は旧友と神泉のアルキメーデで満腹の臨界点に達した。いろいろひとに語りたくなるレストラン。今朝は天気も曇りがちなので迷ったが、落車後初の自転車通勤。やはり漕ぎ出しのところは右腕に力を入れると痛みがあるので、なんとも情けないスタートになる。
往路: 自転車 武蔵小金井?日本橋堀留町 1時間19分
復路: 降雨のため電車利用
肩が痛む。これからは一雨ごとに涼しくなっていくのだろうか。自転車をオフィスに置いて電車で帰る。シン・ギョンスク「離れ部屋」がお供。ユニークな構成で引き込まれる自伝的小説。
Ninja
子どものころ「サスケ」を断片的に読んだのを覚えているが、もしかしたらTVアニメの印象とすり替わっているのかもしれない。四方田犬彦の評論で読むと、細かいストーリー展開や登場人物と背景の分析なのに、大きな地図をひろげて説明を受けているような感じ。骨太の作家論とでも言ったらいいのだろうか。この「白土三平論」というタイトルを書棚で見かけたときから「カムイ伝」とか気になりだしたけど、実際に手にとって作品を見たことはない。不思議な読書体験。
帰りの電車で読む本がなくなったので、神田駅前のいづみ書店で谷川俊太郎の「わらべうた」(集英社文庫)購入。なんだか幸せな気持ちになれる本、けっこうグロテスクなシーンも登場するけど、とにかく楽しく、リズムあふれる言葉のスゴイコンビネーション。
Mavis Staples “We’ll Never Turn Back”
さすがクーダー、ケルトナーの爺連合、そこらの若手ジャム・バンドじゃなかなか出せない音像をお作りになってらっしゃいます、カッコイイ。もちろんMavis嬢の唄もスバラシです。爆音再生オススメの逸品。
beer
暑い日が続いて、急に涼しくなったりする明け方、子どもが布団にシミを作ってたりする。今日はまだ6時前だった、まだほんのりと暗い。本当はゆっくり休みたかったのだがしょうがない。だいぶ落車の痛みも軽くなってきたので、洗濯したり、干したりするうちに腹が減ってきて、コーヒー淹れたり、パンを焼いたり。でもやはり痛いので、1時間くらい休憩。その後ふだん通ってる水泳教室の夏休みコースに付き添い。帰り道に半額レンタルのDVDを借りる。ムシリンピック、恐竜もの2枚、吉田喜重、溝口健二。再び腹が減ったので併設のマクドナルドでダブルチーズバーガーをテイクアウト、帰宅してビールと一緒に食べた。これが良くなかったみたい、なんだか体の痛みがひどくなった。おかげで午後は横になって休む羽目に。打撲にビールは良くない、たぶんマクドナルドも。
pain in my back
昨夜の落車から明けて今日、痛みがひどく左手はほとんど上がらない。まあ、これじゃ自転車通勤は無理だなとフト外を見ると雨。久しぶりの電車通勤となった。たまたま武蔵小金井始発の列車だったので、打撲部分に圧力がかかるようなこともなく済んだけど、せっかくの読書タイム、四方田犬彦「白土三平論」に左肩痛のためにあまり集中できず。
帰り道に閉店間際の神田Book1stを覘いたら、「カムイ伝」がかなり並んでたけど、1冊1200円。第1部だけで15巻だから計18,000円とかなり高額。武蔵小金井にあるレンタルビデオ・DVDショップ兼貸漫画本屋には残念ながら白土の作品はなかった。図書館にも置いてないだろうし、神保町の古本屋街に行くしかないのか。
Vinokourov
自転車で帰宅途中、新宿中央公園横の坂道を下っているところで、停留所を離れて右に膨らんできた都バスの後ろでフラフラと走っていたママチャリをよけようとして急ブレーキ、ホイールがロックして転倒(ツールとかプロの世界では落車という)。左肩と右ひざを痛めたほか擦過傷あちこち。自転車にはあまりダメージなかったみたいなので、そこから家まで時間にして1時間足らず何とか乗って帰る。気分はすっかりヴィノクロフだった。
sushi
memo
shop around
motomachi
横浜から東京に引越して以来だから、18年ぶりくらいに元町公園のプールへ子どもたちと行った。三島由紀夫の小説にも登場するこのプールは湧水を使っているため、すごく冷たい、冷たかった。長く泳いでいると体の芯から冷え切ってしまうほどだったが、今回はそれほどの威力は感じず。
客層はちょっと変だ。昼間から公営プールで浮かんでいる陽に焼けたオヤジにおばさん、どなたもリッチな空気をどことなく漂わせていて、カタギじゃない方々のようにお見受けした。夏休みだけど子どもより大人の方が多く、静かな雰囲気の中わたしたちの歓声ばかりが響き渡っていた。
それにしても気持ちがいいのは監視員が余計な注意をしないこと。小金井のプールだと、「走るな」「飛び込むな」「そこで遊ぶな」などなど、とにかく始終何かを注意していてウルサイことこの上ない。その点、元町プールはおとなの対応。子どもは小学4年生にならないと、ひとりで入場できず、子ども一人につき大人一人がアテンドしてなきゃだめなのに、わたしは子ども二人連れて入場、「十分に気をつけてください」と念を押されたのみ。泳いでいる間も、派手に遊んでいたが一度も注意を受けず。
昨今の水の事故は本当に悲しいことだけれど、だれも責任を取れないし、取りたがらないのが今の社会なのだろう。だから、管理する側は事故を防ぐのが目的じゃなくて、責任を回避するために注意してるだけという感じがする。それとも子どものころは注意されてもまったく気にせず、大人になって急に耳に入るようになっただけなのか。
しかし久しぶりに歩いた元町商店街、中華街はほんとうにきれいになっていて印象的だった。すっかり観光地の顔になっていたのは嬉しい反面、昔の姿に慣れていたわたしには寂しい感じもあり、ちょっと複雑。