Earthday

earthday

土曜日は代々木公園のアースデイ・イベントへ出かけた。同じような格好をした人がたくさんいて、しかもみんなヒッピーぽいのが不思議だった。野菜や食品を売っている人たちと、雑貨を売る人というのがくっきり分かれていて、もちろんヒッピーぽいのは雑貨の方だ。あそこまで似ていると、いったいヒッピー・ムーブメントが何だったのか?とリアルタイムで体験しているわけではないのに考えてしまう。その動きの中にはもともと東洋的なものへの憧れが強く投影されていたと思うのだが、今のオーガニック、ヘンプとか、現代日本のブーム・シンドロームを感じてしまう。なんでもブーム。いまのヒッピーイズムは竹の子族と変わらないのだ。

martial arts

甲野善紀という人が最近気になっている。古武術の先生というと、ピンとこないかもしれないが、最近出ているDVD付きのムックを見てびっくり。手裏剣投げてる映像が衝撃だ。百聞は一見に如かず。

松聲館

UEFA CL

ontheroad

私はサッカーが好きだ。とくにヨーロッパのサッカーは最近良く見るし、どんな選手がいるか知っているので楽しい。そして、毎年ヨーロッパ最強のクラブを決めるトーナメントが行なわれいて、今シーズンのベスト4が今朝出揃った。私にとってはゴルフのマスターズとかMLBとか、何それ?って感じ。このチャンピオンズ・リーグの頂点に立つということがどういうことなのか?ワールドカップで得体の知れない高揚感を味わった人たちが、あと少し想像力を使って、ヨーロッパのクラブチームが地域に密着した成り立ちを持っていることを理解できたら、この大会の持つ意味が分かる。なんだかサッカー右翼っぽいので、このへんでやめるが、日本ではゴルフとか野球とか単に昔からTV中継が多いといった理由でファンが多いと誤解されている節があるような気がする。昔は私もそれなりに贔屓のチームがあったりしたし、高校野球も熱心に見たころもあったけど、今はねえ。本当に関心が薄くなった。ちなみに私の担当する番組のプロデューサーはヨーロッパ好きながら、サッカーへの関心が薄いという変わった人物である。サッカー抜きにヨーロッパ・スポーツは語れないと思うのだが・・・。細川周平という人が書いた「サッカー狂い」という変な本がある、日本の根強い野球信仰に嫌気を感じている方にオススメ、快哉を叫びたくなる逸品だ。

UEFA 欧州サッカー連盟

Cherry Blossom

sakura

今年は久しぶりに代沢の桜を見ることができた。
寒くて眠れなかったおかげでアーヴィングの「第4の手」読了、素晴らしい。どうしてアメリカの作家の書いたものに、ここまでシンパシーを感じてしまうのか?一番簡単な答えは人間の心の動きに国境はない、というものか、または日米の文化的背景の共通点の多さ、もしくは都市生活に共通する人間の感情を扱っているからか・・・少なくとも米国での生活経験のない私にとっては、すでに読んできたアーヴィングの描く生活空間によって、アメリカに対するある程度のイメージの基礎ができていたことも影響していることは確か。多分、それぞれが人によって配分を変えて存在しているのだろう。それにしてもプロットの奇抜さとストーリー展開の巧みさ、そしてユーモア。文学のサーカスとは彼の作品のことだろう。

きょうは一日、本郷にあるNPOにて広報活動の手助け。

RH

RH
今回も携帯電話のカメラで撮影

帰り道によく前を通るこの周辺で、回転扉にはさまれて幼い子どもが亡くなったのは先週のこと。そしてこの場所で行なわれるはずだった様々なイベントが自主的に、もしくは強制的に中止、延期を余儀なくされているらしい。RealTokyoの主宰、小崎哲哉さんは自身のコラム「Out Of Tokyo」で、昭和天皇崩御の際の「自粛」騒ぎさえ連想してしまうと書いている。わたしなどは、このエリアの再開発に対する力の入りようが尋常ではないことを端的に示しているのだろうと思っているが・・・だいたい人が集まって何ぼ、の観光名所である。エリアに対するイメージはそこにあるステキなスペースよりも大事なのだ。

Nakano

nakano

ステキな天気にもかかわらず、朝から荷物の整理に中野へ。子どもたちを近くの公園で遊ばせている間に、義理の兄に手伝ってもらいながら荷物を次々とトラックに積み込む。子どもたちを公園に迎えに行くと、近隣の青年たちが花見の準備を進めていた。気が付いたのは桜の花が白く見えること。何でも元気がない、状態のあまり良くない桜は花が白っぽくなるらしいですよ。
もう捨てるしかないけど、もったいない物がいくつかあったのでヤフオクに出品してみたら早くも入札あり。俄然やる気が出てきて、ほかに出品できるものがないかと探し始めている。:mrgreen:

246

246
青山1丁目近辺

東京は寒い日が続いている、花見の雰囲気はどこかへ行ってしまった。「年度末」の混雑なのだろうか?それとも会議が長引いて遅くなったせいだろうか、国道246号はとても混みあっていました。でも車内ではDooWopが爆音で鳴り響いているし、携帯電話のカメラで写真を撮ってみたり(上の写真も)あまり気になりません。ただ、会議で取り沙汰された「王道のロック」という言葉が気になってます。 Continue reading “246”

Bob

nashville

一昨日、音楽評論家の萩原健太さんにエルヴィスに関して短いインタビューをすることができた。そのとき、音楽を聴くのに勉強する必要なんかないけど、日本に生まれ育った人がアメリカの音楽を楽しみたいと思ったら、エルヴィスボブ・ディランは聴いておいた方がより楽しく聴けると彼は示唆してました。アメリカでは、そのふたりのアーティストに関しては体で覚えさせられるらしい。(たぶん日本では気づかないうちに美空ひばりの唄、スタイル、生き様がインプットされるように。)たまたま、図書館で音楽書特集をしていてボブ・ディランの伝記「ダウン・ザ・ハイウェイ」を見かけて読み始めたところ。いまはディランがミネソタ大学の学生を辞めるところなのだが、これがすごく嫌な奴として描かれてる。(当然、ディランはこの本のための協力を拒否したそうだ)才能はあるけど、時に傲慢で人のものを平気で盗む、混乱した女性関係など、本当にショウもない野郎だ。だいたい伝記物を読んでいるとその人物に親近感が沸いてくるものだが、どちらかというと別の生物の観察リポートとでもいった感じがしている。