Huck

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ロイヤルメールにて表題の雑誌が届いてた。ほぼ全編カラーの贅沢な紙面となっていて見てるだけでも楽し。なぜ実際手にとってみたこともないこの雑誌を購読することにしたか。それは円高だったことも大きいけど、Michael Fordhamという私が以前購読していた雑誌Adrenalinのエディターの名前で検索して引っかかったからなのだ。予想通りアドレナリンコンビが復活している、編集長にVince Medeiros、そして編集コンサルタントという肩書きでMichael Fordham。ただAdrenalin時代に比べると、表紙にJack Johnsonを持ってきたりして、できる範囲で分かりやすく、というか読者層を少しでも広げようという姿勢が感じられる。

今回の特集はSustain、環境に関するコメントをこの雑誌の考えるユニークな活動家たちに訊いたり、Jack Johnsonのソーラー・スタジオを訪問したり、なかなか充実している。どっちにしろこういう雑誌を作っていく限り、利益を上げていかなければならないから、広告料が必要で、そのためにはその広告の商品が魅力的に見えるような紙面構成を考えなければならない。その一方で環境保護も視野に入れた特集というと、パタゴニア商品をたくさん購入できるような可処分所得の高いひとじゃないと参考にしたり、実践したりできない記事ばかりになっちゃうんじゃなかろうか。この雑誌がイギリスで作られていることもあるのかもしれないけど、なんだかちょっと時代遅れになりかけてる使い古しの特集とも感じた。河合隼雄を読めばいいのに・・・と思う。