raise your HR

kai

夜勤明けの帰り道、井の頭通りでMTB乗りに出会う。ゆっくり走りながらパスして行くと、後ろについてくるので、ちょっと頑張って走ってみた。わたしが乗っているとはいえ、ロードバイクにはMTBでは追いつけないことが多いし、あとで見たらわたしとしては平地最高の時速40キロくらいだったのだが、彼はピタリと後ろに張り付いたまま少しも離れず。そのうちいいかげんわたしの息があがってしまったので、赤信号でちょうど止まったところで「早いっすねえ」と話しかけてみると、「ボク昔ロードに乗ってたんです」と息ひとつ乱さず答えてくれた。わたしはMTBでこんなスピード出せないよ、と言うと、青年は「これ(TREK MTB)でレース出たことありますよ」と涼しい顔。きちんとトレーニングしてきた人の余裕を感じた。私のほうはといえば、珍しく心拍数も上がったせいだろうか、体のすみずみまで血がめぐった感じがしてその日の午後はリフレッシュできて気持ちよかった。青年のおかげだ。やはり全行程をチンタラとした一定ペースで走るより、どこか1区間でもシャカリキに走って心拍数を上げると、体にいいのかも。

total: 6014.8km

Tangier

kai

もういまから10年近く前になるけど、モロッコのタンジールという町を歩いていて、喫茶店の前を通りすぎながら、店の前のテラスがほとんど男性客で埋まっているのを見たとき、かなりの違和感を覚えた。座っている男たち全員が、することもなく、ハッピーな感じもなく、行きずりのアジア系ツーリストにするどい視線を送っている感じ。イスラム教だから女性は外出してお茶することもできないのかあ、なんだか不公平だなと思った。ところが「イスラーム不思議曼荼羅」という本を読んでいたら、「喫茶店は男の避難所」というコラムが載っていて、女性たちは近所に住む仲間同士で誰かの家に集まっておしゃべりを楽しむ習慣があり、その間、男たちは外で時間をつぶさなければならないと書いてある。なぜなら、亭主は女友達とおしゃべりしている女房の部屋に入ることができないから。そして、自分専用の部屋を持たない普通の男たちは、しかたなく男同士で喫茶店のテーブルを前に長時間過ごしているとも。なるほど、男たちの表情が冴えなかったのは、そういう理由だったのね、と納得。野町和嘉氏のすばらしい写真が使われたこの本、軽く読めるわりには深い。

winter fashion

kai

しかし、このところ季節は急に冬になってしまった。自転車通勤には、もうトウ・カバーにウィンドブレーカー必須だ。

自転車を買って1年になる。実際に通勤し始めたのは12月に入ってからだから、だいたい1年で6000キロ走ったことになる。一ヶ月平均500キロ計算。初心者にしてはよく走ったと思う。やはり通勤だとマストで走らなきゃいけない感があって継続できたのだろう。体重は5キロくらいしか落ちてないが、体質はかなり変わった気がする。皮下脂肪が落ちてるせいか、運動しないでいるとやたらと寒い。

total: 5958.6km

wheels

new_wheel

新ホイール装着の自転車にて初出勤。そのあまりの違いに驚いた、とにかく軽い。上り坂が楽になった。ホイールだけでこうも違うのかと愕然とした。帰り道は風が強く難儀したが、高ケイデンスをキープできる。それでも1年間デフォルトでついてたホイールを回していたから、その変化が分かったのかも。プロの使っている自転車っていったいどんなんだろう。

total: 5902.4km

watering

reyandshow

「暮しの手帖」のバックナンバーを図書館で借りてよく読んでる。ことしになって松浦弥太郎氏が編集長になったから。だから、彼になってどう変わったのかはわからないけど、興味深い記事が満載されていてけっこう楽しい。27号の「はじめての人に」という連載は、「第2回 園芸のきほん」。これまで部屋の緑を枯らすことたびたびのわたしには注目すべき内容だった。とくに「水をあげる理由を知ってますか」というところ。植物は成長するにつれてガス(老廃物)を放出して、そのガスがたまると根腐れを起こすとのこと。そこで酸素を含む水をやることで、そのガスを抜いてやることができるらしい。これまではサボテンとかサイセベリアとか、あまり水をやらなくていい緑ばかりだったが、いま部屋にあるポトスには上からあふれて、下からも出てくるくらいたくさん水をやるのがいいそうだ。そのやり方に変えてから、心なしかポトスの葉が元気そう。

midtown

midtown tokyo

きょうは移動に時間がかかる「待ち」の日だった。夜勤明け、人形町から徒歩で水天宮前、重盛の「ぜいたく煎餅」購入後、再び人形町交差点まで戻って都営浅草線、三田で三田線に乗り換えて白金高輪。所用を済ませ、こんどは南北線で六本木1丁目駅まで。

駅に着く前に六本木で待ち合わせの友人から携帯メールがあり、返信しようとしたらわたしの携帯電話の電源がなくなった。とりあえず地上に出てみると、なんだか見慣れぬ風景。最初は「六本木もしばらく来ない間にずいぶん変わったなあ」などと思っていたが、高速3号線の高架まで歩いて「なんだ溜池じゃないかあ」と愕然とする。友人に電話しようにも近くにコンビニも見当たらず。しかたなく都バスで六本木まで出る。

「あ?なんだそんなに変わってないや」と安心しながらコンビニではじめて携帯電話用使い切り充電器を購入し無事待ち人に会う。久しぶりの天鳳135、ブランクが長いのでメンバリは避けた。相変わらず無愛想なオヤジが作ってくれたラーメンは変わらない味。

その後、ミッドタウンを徘徊中にうえの写真のスペースに出た。三輪ソーメンではない。スタバに入るとTFMのサテライトスタジオが一角を占めているのに驚く。内容は聴くべきところの少ない印象だった。でもさすがに人形町のスタバとは客層も集客数も違う。友人とはしばらく話し込んで別れ、ひさしぶりの青山ブックセンター。いまのわたしには小金井図書館のほうがトキメクことに気づく。

書店の前のバス停から渋谷まで再び都バス、Suicaが使えるのは嬉しい。しかしJR渋谷駅前バス停から京王井の頭線渋谷駅ホームは遠いなあ。井の頭線の渋谷駅改札をSuicaで通過中、吉祥寺行き急行電車の扉が閉まる。つぎは急行と待ち合わせなしの各駅停車、ふへ? ツいてない。

鈍行で吉祥寺着、このへんで持っていたヴォネガットのモンキーハウスを読み終わる。そして中央線に乗り換え武蔵小金井を目指す、きょうはヤケに遠い。再びヴォネガットを読み返しつつ、いつもなら気づくはずの新鮮な高架ホームをなぜか今日にかぎってスルー、気がつけば国分寺、オーマイガッ。

若干脱力しつつ線路を隔てた反対ホームに向かってわたしが歩き始めたところで反対ホームの上り列車が出発。そのあと比較的すぐに後続列車が到着したのでヤレやれと乗り込んだはよいが、なかなか出発しない。そうこうするうちに特急列車の通過待ち。だがきょうの「待ち」もこれがラストだった。

stomachache

apple in my eye

夜勤明けの帰り道、今シーズン一番の寒さ。ウー、サブいと思いつつ、走り始めればすぐに熱くなると心配してなかったが、環八を過ぎるあたりから腹が痛くなってきた。小さいころ水を飲んで急に走り始めると横っ腹が痛くなるあの感じ。あまりの痛さにペダルを踏むこともできず、しかたなく降りて歩いていると直ってくる。しかし、また走りだすと痛みが戻ってくる。けっきょく家に着くまでそれの繰り返し。んーいったいなんなのだろう、もう1年にもなるジテツーだけどはじめての経験だった。寒さをこらえるために変な力が入っていたのだろうか。

total: 5845.6km

broken cd

cd

先日CDをハードディスクにおこしてたら、4枚組みCDのうちの1枚にヒビが入っているのを見つけた。聴ける曲もあるけどノイズがひどいものもあって、使えない。たとえお気に入りでも、これが1枚ものだったら、同じものを買えば事足りるのに、4枚組じゃあちょっと考えてしまう。使えるCD3枚がダブることになる。Phil Spector Boxは3回買うに値すると思ったけど、Doo Wop Box2となると二の足を踏む。けっきょく闇ルート(裏サイトではない)で割れた1枚だけ入手を依頼する。

total: 5789.5km

lost and found

週末にみたび犬が失踪。わたしが散歩から戻ってエサをあげて、すっかり鎖につなぐのを忘れたのが原因。夕方気づいたときには姿なし。昨日、妻が保護センターと警察に電話で尋ねたところ、近所のペットケアセンターに預けられていることが判明、無事に戻った。ペットの保護についてはネットワークがしっかりしている。

How Soccer Explains the World

soccer

「サッカーが世界を解明する」ダド・プルソが腰に手をあてた表紙写真が印象的な本。JK氏が薦めてくれたのはオリジナルの洋書だったが、図書館でたまたま日本語版を発見したので読ませてもらいました。一番面白かったのはアメリカのサッカー事情で、じつは世界でもっともサッカーの選手人口の多い国となった背景が分かったような気がした。

total: 5733.6km