Art and Clture

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今週末は紀伊国屋書店から発売される「日本アートアニメーション映画選集」DVDと四方田犬彦の「アジアのなかの日本映画」を読んで過ごした。アートアニメーションは大学や図書館など公共の施設用に限って販売されるセットということで、たまたま仕事用に借りることができたもの。戦前のオリジネイターから実験アニメまで、本当に初めて見るものばかりで、スタイルも様々、かなり新鮮だった。中には手塚治虫原作、宮崎駿レイアウトなどというものもあり。特に衝撃は戦前の傑作を集めたディスクで、いまアニメと呼ばれる表現がスムーズで逆にさらっと見過ごしてしまいがちなもの、アートにとっては手作りによる「ぶれ」がすごく刺激的で生き生きとしている、豊かな表現のひとつであることを思い出させてくれた。
それから「アジアのなかの日本映画」は掛け値なしに面白い。こんな本が出てたんだと膝を打つこと請け合い。日活のアクション映画を見たくなる。四方田犬彦は私をボウルズ好きにさせた評論家で、別途借りてるサイードの本も彼が関係している。何だかすごい広い領域をカバーしているひとだなあ。

四方田犬彦のコラム

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