buddha

中村元の「ブッダ入門」は、ブッダその人間としての生涯を大まかにまとめたもの。講演を収録したかたちになっていて、わかりやすいのがいい。「スジャータ」とか、日本ではおなじみの名前が出てきたり、とにかく人とか物の名前の響きが楽しい。自分は仏教的な風土がどこかに残っている土地で暮らしていると思っていたけれど、オリジナルはずいぶんと違う環境で生まれてきたんだなあ、といまさら感じた。(インドへ行ったことないので)いちばん印象に残るのは「象軍団」かなあ。

もう少し仏教関連の本を、ということで、「仏教が好き!」を借りてみた。中沢新一と河合隼雄による対談集、楽しみ。

ブッダ入門

summer fest

Kai

次男の幼稚園で夏まつり開催。

ひさびさにイーストウッド祭り開催(ひとり)。今回はThe Eiger Sanction(1975)とSudden Impact(1983)の2作品。

アイガーの方は、ちょうど地球温暖化の影響でアイガーの東壁が崩落したというニュースがあったばかりでタイムリーだった(?)、イーストウッドが登るのは北壁なのだが。山岳映画ということで、ちょっと観る機を逸していたが、なかなかどうしてジョージ・ケネディほか脇役が光る好作品だ。キャラが立ってる。音楽のジョン・ウィリアムズはイメージと違い、まるでトロバヨーリみたいなスコアを書いていて、ちょっと意外だった。ヨーロッパが舞台ということで意識したのだろうか。次から次と女性と関係を持ってしまうところなど007のパロディなのか、と思って違和感を感じたけれど、イーストウッドが演じるとより違和感が増す。いちばん笑ったのはイーストウッド演じるジョナサンが「バカヤロウ!(A** hole)」と叫んだのがアイガーにこだまするシーンでした。

Sudden Impactはダーティ・ハリーのシリーズ第4弾で、イーストウッドが監督した唯一のダーティ・ハリーもの。ストーリーの整合性はともかく、演出が素晴らしい。あまりの緊迫感に画面から目をそらしたくなる、といったら大げさか。それくらい手に汗握る。わたしが見慣れていたハリー・キャラハンからは歳をとって、老けていたのが唯一残念だったが、それはわたしの未熟さなのだろう。

tachikawa

父親を乗せて立川の病院まで送る。帰り道にあったホームセンターで長男用のビニール・チューブと犬用蚊取り線香50巻(398円)を購入した。昼食後、次男の帰宅を待って、一緒に昼寝。小1時間後、マシュマロで釣って起こした次男を連れて、郵便局で振替1件済ませ、借りていた本を返却に図書館へ。次男は「ダンゴムシみつけた」という絵(写真)本を見つけて興奮、借りて帰る。きょうはこれから夜勤。

Lakeside

午前中、プール。昼飯は東久留米の竹屋にて、特盛。夕食までお腹いっぱい。ここはわたしの中で今もっとも好きなラーメン屋なのだ。

夕方、長男を歯医者へ連れて行く。前歯がそうとう乱れているので、相談したところ、おしゃぶりを止めるのが遅くなったのが影響しているらしい。だいたいニーッっと口を閉じても前歯が噛みあわない。つまり硬い肉を前歯で噛み切れないのだ。普段から上唇をきちんと閉めるということが習慣付けられていないということと、なくなった乳歯の痕を始終舌で触っていたことが癖になり、歯の成長に必要な所定位置に舌が格納されずに乱杭歯が出来上がったらしい。

ただ年齢によっては、前歯にある程度刺激を与えることで改善されるとのこと。その歯科で使っているビニール製のチューブでは長男の前歯の間をスルーしてしまうので、ビニール・ホースで朝晩5分ずつ噛む練習をアドバイスされる。帰り道に100円ショップにて物色するも見つからず、明日にでもホームセンターへ行こうと思う。夕食後にピスタチオを前歯で噛み砕く練習。

ようやく「レイクサイド・マーダー・ケース」を観て、なんとなく消化不良。わたしは「ユリイカ」、「月の砂漠」、「Helpless」の順に気に入っていて、というかそれくらいしか観ていないが、もっとも豪華なキャスト。原作は読んでないけれど、観はじめてすぐ、あーきっとあれが真犯人なんだろうなーと思ってたら、その通りだった。そういう見方はよくないと思いつつ。

薬師丸演じるところの美奈子の予知能力を表現するフラッシュバックと、ラスト・シーンの死体の早送り変化が一番よかった。もう少し、オカルト風味が欲しかったなあ。

柄本明はもうマケレレみたい、守備の要、攻撃の基点という感じ。薬師丸ひろ子は「セーラー服と機関銃」以来にちゃんと観たかもしれない。もう日本映画を席巻している感もある役所広司、実はわたくし、NHKの宮本武蔵に主演したときから注目してた、ほんとに。20年以上前のTVドラマだが、毎回見てた。当時、変な名前だなあ・・と思ったのを覚えている。だからどう、ということはないのだが。そういえば、黒沢清監督の「ドッペルゲンガー」でも柄本明と共演してましたね。

weekend

ReyKai

先週末は妻の実家へ。子どもたちが大集合すると音量も倍になるけれど、よろこんで面倒を見てくれる大人も増えるので、甘えさせてもらい朝は久しぶりにゆっくり寝させてもらった。明けて月曜早朝はワールドカップ決勝。先日の剪定作業のおかげで、電波が乱れることなくすっきりクッキリ観られたのだが、ジダンの頭突きだけは謎だった。やはり彼はスゴイ、ある意味。

この試合についてはサッカーの坩堝に書きました。

子どもに借りてきたロアルド・ダール「ダニーは世界チャンピオン」は、ストーリー作りがうまくて、感心してしまった。ティム・バートンが何作も映画化するのももっともだ。笑いとペーソス、というキーワードは陳腐過ぎて合わないけれど、楽しめることに変わりない。

tree

tree

夜勤明け、BSアンテナの障害を取り除くため、3メートルくらいのケヤキにのぼって伐採作業。

ANT

わが家のBSアンテナはケヤキの大木の横に配置されている関係で、枝葉が伸びるこの時期には電波障害がたびたび起きる。とくに激しい雨が降ると、TV画面にも雨が降ったような状態になってしまい、サッカー中継などボールとか選手の識別が不可能になる。さいわい、まだ今回のワールドカップで被害にあったことはないけれど、きょう何年ぶりかで昼食を自分で作ってTVランチしてたら、ちょうど観ていた映画が面白くなってきた頃にざーぁっと画面が豪雨状態に。

ジョニー・デップ主演の「シークレット・ウィンドウ」は、面白いとは言ったものの結末が安易で肩すかし。終わって印象に残るのはデップとタトゥーロの掛け合いだけだったなあ。月曜夜に深夜のTVでみた「小さな目撃者」は秀逸だった。ちょっと小細工に凝りすぎたストーリー展開が気になるけど、全編に笑えるシーンが差し込まれて退屈しない。キャラクターもよく描かれていました。

どうも最近はDVDとか映画館というより、何気なくTVでやってる映画を観てしまう。

Islam

井筒俊彦の講演をまとめた「イスラーム文化」は、とても読みやすい。ニュースではよく耳にする「シーア派」「スンニ派」といった言葉の意味も分かるし、個人の生活や政治、法律などを「神との契約」の表現として規定する考え方など、宗教というよりは「生きざま」を支えるベーシックな哲学という印象を受けた。まあそれが宗教というものなのだろうけど。

わたしのイスラムとの遭遇体験といえば、昔インドネシアのロンボク島を旅したとき、泊まったところがモスクの近所で、早朝から爆音で鳴り響くコーランで叩き起こされたくらいだったが、そんなハタ迷惑な記憶とはかなりギャップが大きい、奥ゆかしさを感じました。

イスラーム文化

world cup

イングランド対ポルトガル戦に続いて、朝方までフランス対ブラジル戦をTVで観て、さて寝ましょう、と思ったところで子どもたちが起床、これはきつかった。朝食の用意を長男に任せて寝床に横たわるも、うまくいかずにほとんど眠れず。ちょっと冷たく、きびしく当たってしまった。その後、あきらめて子どもたちと一緒に犬の散歩、イトーヨーカ堂でムシキング。帰りの車で次男が寝てしまったので、帰宅後しばらく昼寝。午後は長男のサッカー練習のはずが雨のため中止。「Mr. インクレディブル」をDVD(日本語吹き替えバージョン)で鑑賞する。夕方になったら晴れてきた。

finding potato

Rey_Kai

雨がぱらつくあいにくの天気だったが、町内会の芋堀りイベントに参加。収穫は夜にポテトサラダにしてもらい食す、何となくいつもより芋っぽい気がした。

たまに家族でそれぞれ楽器を持って、音楽にあわせてダンス大会をすることがある。いちばん盛り上がるのは、いまのところプロフェッサー・ロングヘアのライブ盤。とても楽しいのだが、蒸し暑いときには冷房の効いた部屋じゃないとかなりツライ。