逗子のイトウカイロで妻の治療を待つ間、山本容子の「犬は神様」。15分くらいで読み終わる小品で、すてきな装丁と銅版画が同時に楽しめる。著者がこれまで犬との共同生活を通じて感じ取ったさまざまなことがつづられているだけで、本当に何気ない文章なのだけれど、アーティストとして感受性のするどさが随所に表れている。中沢新一の本に出てきた「おしっこで手紙を書く」という表現がここでも。
犬を飼ってもう8年以上になるけれど、私にこんな本は作れない。
Bent my ear to hear the tune and closed my eyes to see
逗子のイトウカイロで妻の治療を待つ間、山本容子の「犬は神様」。15分くらいで読み終わる小品で、すてきな装丁と銅版画が同時に楽しめる。著者がこれまで犬との共同生活を通じて感じ取ったさまざまなことがつづられているだけで、本当に何気ない文章なのだけれど、アーティストとして感受性のするどさが随所に表れている。中沢新一の本に出てきた「おしっこで手紙を書く」という表現がここでも。
犬を飼ってもう8年以上になるけれど、私にこんな本は作れない。
免許更新のため朝から府中。中央線の踏み切りはこの時間本当に開かない、15分くらい待っでも開かないので、結局迂回、遠回りして到着したときは、8時半を回っていた。すでに印紙販売の窓口は長蛇の列、ただ思ったほど待つことなくスムーズに講習室No.23へ。5年と40日までさかのぼると駐車違反が1回あるために、ここで2時間講習を受けなければならないのだ。
受講者を飽きさせない工夫を凝らす教官のおかげで、それほど苦痛を感じずに済んだ。困ったのは交通事故で家族を失った人たちを取材したビデオ上映だった。3組の遺族を追ったオムニバスでおよそ20分くらい。
最初のケースがふたり兄弟の弟を失った家族で、途中からウルウル、肩を震わせて嗚咽するところまではいかないけれど、正直ハンカチを目から離すことができなかった。2組目は夫を失った妻と子だったので、何とか平静を保って見られた。そして、最後が妻と長女を失い、1歳くらいの男の子とともに残された夫。これも比較的見られたけれども、遺品の整理をしている途中で夫が突然嗚咽するシーンで再び撃沈、もらい泣きならぬ、もらい嗚咽しそうになった。免許更新の講習でこんなに泣かされるなんて、いままでなかったんだけどなあ。
帰りは亜細亜大学そばの珍珍亭で油そば(ネギ盛)。久しぶりに食べると妙においしい。
小学校に通う長男は暑がりで、この寒い時期に上着を着るのを嫌がる。そして、忘れ物が多い彼は、脱いだ上着を学校に忘れて帰ってきてしまう。おかげで家にある上着が全て学校に置き去りにされてしまったことさえあった。それらは先日本人がまとめて無事自宅まで持ち運んできたのだが、とうとう昨日は着ていった上着を、帰り道に失くしてしまった。どうやら暑くて脱いだ上着を腕に抱えていたのが、気づかぬうちに腕から落ちてしまったらしい。帰り道をもう一度見に行かせたけれど、けっきょく見つからず。薄着して風邪引かれるのもいやだし、迷うところ。
きょうは休みだったので、妻の買い物につきあってスーパーに行ったところ、ビニールパック(小)に入った大根おろしを発見。
http://www.youtube.com/watch?v=3utxeMHv3vs
最近ニルソン熱再発中、なんと全5部、すばらしい。
PCが入院して、マザーボードに欠陥があることがわかり、購入したショップからメーカーに修理依頼してもらった。最長2ヶ月かかるそうだ。なので、家族のラップトップを借りて更新中。じつはこのラップトップも故障明け。OSが立ち上がらなくなる現象だったが、5年保障という豪勢なプランに加入していたおかげで、ただでメーカー修理してもらった。明細をみると3万円以上かけて、HDD交換した模様。いままでのセットアップ環境はきれいサッパリ消されて帰ってきた。まあ、とくに何がというわけではないけど、こういうときにdel.icio.usとかgmailなどオンラインのサービスは便利。ローカルにメール環境、ブックマークとかあった昔だったら元に戻すまで大変な作業だ。しかし写真をオンラインで保存しておくのには、まだ抵抗があるなあ。
午前中いい天気だったので自転車に乗って新宿まで往復。いちおうメーター付けているのに、使い方を習得しておらず、何キロ、何時間走ったたか記録できず。もっぱらケイデンスばかり見ていた。ギアの軽重にかかわらず、だいたい1分間で80回転以上をキープするのが基本だそう。検索して出てきたのが「長距離競技用。ツール・ド・フランスの競技者の多くがこの範囲」。お?、ツールです。でもこの80以上ってのが、なかなか高回転なのです、まだ私にとっては。街乗りだとストップ・アンド・ゴーの繰り返しになるので、瞬間的には90に達するけれども、それを何分も維持するのは難しい。ただ、目安としてなるべく近づけるように乗っていると楽しい。
午後、長男の水泳教室付き添いに普通の自転車に乗って行ったら、すごく重かった。きょうはステップアップのテストに合格、次男と約束していた今日発売のスクラッチくじを買って帰る。
次男を自転車の後部座席に乗せて、借りた本を返しに図書館へ、そしてレンタルCDをショップへ返却、最後にほうれん草を2束買って、家に帰る途中、雨が降ってきた。次男に「雨は好きか?」と尋ねたら、「キラ?イ」という返事。「どうして?」と訊くと、「たべたことないから?」だそう。食いしん坊の彼にとっては、食べられるかどうかが重要なのだ。
長男の小学校でガリレオ工房に参加。液体窒素でいろいろなものを凍らせたり、スライムをつくったり、子どもたちは楽しそうに過ごしていた。それをサポートするお母さんたちの努力も光った、すばらしい。
午後は多摩川沿いにある自転車ショップへ。すばらしい品揃えの中、1時間近く過ごしてしまう、異世界。しかし、あすは昼前から雨の予報、自転車通勤は再び延期だ。
午前中に1回、午後に次男を連れて再びプールへ。その間、オートバイのリア周り整備、ブレーキ・シュー交換をする。2回目なのでだいぶスムーズ。2回目のプールでは着替え終わってからタオルを忘れたのに気づくが、かまわず泳ぐ。シャワーを浴びてアンダー・シャツで拭いて帰った。こういうときに髪が短いとすぐ乾いてよい。
夕方TSUTAYAへ借りていたDVDを返す、まだ半額レンタル中なのでCD10枚借りる。名盤として名高いが、CDが手元にない、もしくはきちんと聴いたことがないもの。Weather Reportは最後まで迷ったが、ジャコ参加前のデビュー・アルバム、次男が字面で選んだ。予想通り子どもたちはRock Itで踊りまくった。
TSUTAYAでは、ついでにロト6と最高1000万円が当たるスクラッチくじ買う。窓口のおばさん曰く、スクラッチでは過去最高額らしい。スクラッチくじというのは、「当たり・ハズレ」が確定するまでの時間が買い手に委ねられているので、1000万円で何をするか・・・想像して楽しむ時間は無限になり得る。しかしその前にくじを買ったことを忘れてしまいそう。