昨日の仕事帰りはいつもと違うコースで、六本木交差点を抜けていく。妻の実家へ行くのに読みかけのアーヴィングを持ってくるのを忘れていたし、しばらく足を踏み入れていなかったので六本木のABCへ寄っていった。もう2年近く前に再出発したときのセールに行って以来、ずいぶん変わっていてびっくり。店の奥の中2階のスペースは工夫してずいぶん本の数がふえているような気がした。あいかわらずおっしゃれ?な感じが嫌味じゃなく素敵です。セレクションは相変わらずシブイのでちょっと安心、お客さんも入っていたけど何でもネットで買えるいま、売れてるのかなあ。
こういう本屋さんに来ると、やはり地方自治体の図書館との差を大きく感じる。図書館でも探せばあるのだけれども、何気なく眺めていて素敵な本に出会うという機会はABCの方が多いのではないだろうか。もちろん図書館に平積みするところはないと思うが。
探していたシュタイナー本は見つかったけれど、疲れていたし、気さくに読める小説にしようと思い、カポーティ短編集を手に取りレジに向かった。ただ、欧州サッカーの年鑑みたいなものが洋書でないかなあ・・とスポーツの棚へ。そこで、前から欲しかった「イタリアの自転車工房物語」を発見、これも一緒に購入を考えしばらく迷うが2520円と高価だったので棚に戻す。そしてサッカー・コーナーを見るが年鑑らしきものは見つからず、ただモウリーニョの名前がついた本が2冊も並んでいるのに驚き、手にとって見てそのうち1冊はデザイン、装丁がかなりよかったし(オリジナルのペーパーバック版よりずっといい)、モウリーニョの言葉も多く収録されていそうなので、これに決めた、税抜き1800円。カポーティの短編集にはもといた場所へ戻ってもらった。
オリジナルのタイトルは「Jose Mourinho - Made in Portugal」。