


安与ビル…。
八角形の箱が、
回転しながら積み重なっているような、
かなり不思議なかたちをしています…。その上、
大きな駅のすぐ隣に建っていることを思うと、
相当に、人目を惹いてしまいそうなものです…。それが、実際に観てみると、
意外と、街中に馴染んでいるように思いました…。そのかたちに注目して、
足を止めたりする人も、少ないみたい…。1968年の完成なので、
もう50年近く経っています…。その年月のせいで、
もうすっかり、街並に溶け込んでしまった、
ということなのでしょうか…。もちろん、それもあるとは思います…。
ただ、
周囲の、広告まみれの建物群と較べてみると、
格子に囲われた、この建築は、
一見、饒舌とも言えるような、そのかたちにもかかわらず、
意外と寡黙な雰囲気を持っていて、
最初から、
上品な感じで、街並に溶け込もうとしていた、
ということなのかもしれません…。存在感がありながらも、悪目立ちしない、この感じは、
街中での、建築のあり方として、
結構、気に入っています…。
