この記事を読んで、図書館で借りてみた。東京水路をゆく ―艪付きボートから見上げるTOKYO風景、アラとても面白い。アタクシこれでも横浜駅西口近辺の生まれなので、小さなころから港湾関係の風景にはそこそこ親しんできたはずだけど、橋梁とか荷揚げ用クレーンといった構造物への興味が掻き立てられる機会はこれまでなかった。でも、この本に掲載されている水門、閘門などの構造物を写した小さな画像を見るにつけ、そういったモノに対する興味がどんどん湧き上がってきた。近所の町工場の高い天井からぶら下がるリフトとかちらっと見ても妙に感心してしまったり。あきらかにいままでとは視点が微妙に変化している。これまでも目にしてたものが違って見える。そんなわたしはいまイグアナ・クレーンと対面してみたい。ちょうどこの本の著者が運営するブログ水路をゆく・第二運河のトップページを飾ってる。
同じ姓の料理人の存在は知ってたけれど、これまでレシピ本とか手に取ったこともなかった。和食の達人が伝授する目利きと技 (角川SSC新書)で初めて読む。なかなか歯ごたえ、読み応えのある書。料理屋と家庭のレシピ、味の作り方が根本的に違うこと、スーパーフラットな生活に季節感を導入しよう、それには昔から伝わる料理、食事などが役に立つ、などなどとてもポジティブな姿勢を感じる。エサと食事の違いなど、あたりまえといえば、そうなのだよね。