what motivates me to ride

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剣菱黒松、ラベルには「黒松剣菱」とあるが、剣菱がメインのブランド名だから厳密には剣菱黒松だと思う。あ、でも黒霧島とかいうから、黒松剣菱が正しいのかもしれない・・・どっちでもイイや、の小さな可愛らしいボトル発見。サイズはちょうど一合なので、形を変えたカップ酒ですな。大きな一升瓶も別の意味で魅力的ですが、日本酒はたまに少々いただきたいというワタシにはちょうどよいサイズでやんす。カップ酒サイコー。

さて、ヘタレなワタシにしては自転車通勤を2年以上続けているのは誇ってもいいことだと思うけれど、最近は年齢的(というより実は精神的)な衰えに逆らわず、夜勤の時にはジテツーを控えて電車に乗るようにしている。ただ2ヶ月も夜勤が続いて、ジテツーもしてないと体重も増加の一途をたどることになるので、休みの日には努めて小金井公園の温水プールなどに通って30分くらいは泳ぐようにしていた。ところが、あるときから不自然な動悸を感じるようになって、おかしいなーと心電図を取ってみたらやはり不整脈。ま、夜勤続きの疲れもたまってるかもしれないし、投薬などせず、しばらく様子見ということにした。ちなみに心電図は24時間計測するのだけれど、最近の技術ではとてもコンパクトなレコーダーを首からぶら下げて普段どおりの生活をすればよいことになっている。いちおう、動悸など感じたときに渡された用紙にメモするほかは、仕事してても、酒を飲んだりしてもオッケー。とはいえ心電図とる人は何らかの病気の兆候があるわけだから、泥酔するまで飲むということはないだろうけど。なんだかレコーダーつけてることで余計に気になって動悸が高まったりするような気がした。

それで今月は昼シフトなので、ジテツー再開と相成った。前回乗ったのは2ヶ月以上前になるし、体もコンディションが良いとはいえない状態。しかし、単に動悸をたまに感じるだけで、あまり心配ばかりしててもしょうがない。問題はモチベーションである。そしてこのへんがヘタレのヘタレたる所以だが、タイムを縮めるとか最高速度更新などにはまったく興味が湧かず、むしろカーボンフレームの乗り心地を妄想してたりすることの方が多い。ただ、家族には何度も打診してるが、新フレーム導入に関しては即刻却下状態。安くなったとはいえ、モノコックだとフレームだけで20万はくだらないから当然といえば当然。ワタシが逆の立場でも却下するかもしれない。斯くなる上はその他パーツのグレードアップなどが手っ取り早い。ということで、今回は靴。ナルシマ立川で13,000円。高いと思われる方もいるかもしれないが、有名ブランド品としてはむしろエントリーグレードのモデルだ。

dsc_3072.jpg Mavic Pulse

ロード用シューズって自転車に乗っている状態のことしか考えてないから、そのまま道を歩こうとするとかなりヘッポコなことになるらしい。ペンギンみたいな歩き方になると。実はそんなハナシにビビってこれまでワタシはMTB用のビンディングペダルを使っていたが、2年間乗ってきて、途中で自転車を降りて歩くことなんかほとんど皆無だったので、オッシ本格的なロード用に挑戦してみっか、というノリもあった。けれどペダルまで変えるとなると調整をしなきゃアカン。あるんですなQファクターとかいろいろ。レースに出るわけじゃないから、無茶苦茶シビアなチューニングは不要だが、1回の走行が1時間を超えるので、やはりそれなりには必要なのだ。で、結局おとなしくMTB用のシューズにした(上の写真参照)。これだとクリート(底についてる金属片)が出っ張らず普通に歩けるわけ。

でもって、お久の自転車通勤は新シューズのプラシーボ効果もあって快調そのもの。わたしの体は世の中の規格品にフィットするようにできてるらしい、便利だね。件の「動悸」も走った翌日はすっかり影を潜めてしまった。夜勤続きの自律神経失調ということだったのか。しかし、ひとつ気づいたのがグローブをしているのに手のひらに痛みを感じること。以前、落車(自転車でコケることをマニアの間ではこう呼ぶ)したときに、地面に手を突いてグローブの一部が破れてしまったのをそのまま使っていたのだが、どうもその穴の開いた部分が痛い。んーこの指きりグローブも2年くらいになるので、そろそろいいだろうということで、靴を買ったばかりの立川ナルシマへ別の買い物ついでに舞い戻ってゲットォ。(下の写真参照)

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自転車マニアの世界というのは、常人にはなかなか理解されないことが多いが、なかでも筆頭はその価格設定だろう。そもそも、チャリンコに数十万円もかけるというのがどうかしてるとしか思ってもらえない。確かに冷静に考えれば狂ってる。それがプロだったらまだ分かる、メシの種なんだからコスト度外視して誰よりも早く、長く走るためにということになるだろう。ところが通勤に使うからという理由で、フツーのひとが自転車の購入やメンテナンスには一生かかっても使うことのない金額を初期投資してしまうのは、クレイジーとの謗りを免れない。

これが同じ二輪のハーレーだったらどうなのだろう。オートバイ好きにとってハーレー・ダヴィッドソンというのは、サッカー・プレーヤーにとってのFCバルセロナみたいなもので、誰もがあこがれるブランドのひとつ。実際に乗ってみたこともあるけど、異次元なドライブを約束してくれる(気がした)。ところがどっこい、こっちの値段は桁が違う。大型二輪免許がいる上に、グレードにもよるが、誰が見てもハーレーというモデルになると新車で200万円はくだらない。とはいえ、このハーレーというブランドのバイクには風格というかプレゼンスがあるし、音も違う。つまり分かりやすいのだ。そこでエンジンがかかってるだけで、何も知らない人にもああナンか高そうだなという印象を与えることができる。一方の自転車はかなり分が悪い。いくら高級車(フレームだけで数十万円)といっても、見た目はハッキリ言ってみんな同じ(マニアにとっては大きな違いだが)。走ってても音はほとんどしないし、道行く人に与える存在感としては、ほとんどゼロに等しい。そのへんが値段の差以上に自転車マニアにはつらい、というか家族を説得するときに大きなハンデとなっている。

またロト6買いに行かなきゃ。

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