too much

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内田樹の研究室でたびたび取り上げられていたこともあって、少し前から気になっているカミュ。繰り返し読んでる「異邦人」はとうとう文庫本を買ったし、図書館で何度も借りている「反抗的人間」はわたしにはちとハードルが高いけれど、いま読んでる「シーシュポスの神話」はけっこういける、おもろい。きょうは、夜勤明けの帰り道に神田駅前のいつものいずみ書店をちらっとのぞいてみたら、小栗旬の写真が帯に入ったカリギュラが並んでいる、しかもあとがきは内田本人。ああそういえば、そんなエントリーも読んだ気がするなあと思いつつ、ハヤカワ演劇文庫というシリーズの薄い文庫本だったので軽い気持ちで手にとってレジに向かう。が、値段を見たら700円と書いてあり、瞬時に棚に戻した。本の内容と厚みは比例関係にあるものではないけど、わたしの金銭感覚にはトゥーマッチ。この強気の価格設定は小栗くんの事務所へ支払う写真使用料が上乗せされているのか?昔の岩波文庫だったら新品で150円か200円くらいの厚さ。図書館で借りることが多いので本の値段には疎いが、文庫本って高いのね。そういえば、「異邦人」も400円だったし、安くはない。念のためアマゾンでチェックしてみるとカリギュラ新潮文庫版については中古のみ取り扱いで最低1400円くらい・・・。時間があれば古本を探すという手もあるけれど、図書館に行けばカミュ全集にも入っているはずだし、やはり借りることにしようと思う。