I haven’t slept a wink…
きょうは引越し、晴れてよかったあ!
でも新しい環境ってなんだか興奮する。まるで子どもみたい。
犬は神経質そうな目をして、少しおびえている。
ネットワークのセットアップがうまくいかない。
Bent my ear to hear the tune and closed my eyes to see
I haven’t slept a wink…
きょうは引越し、晴れてよかったあ!
でも新しい環境ってなんだか興奮する。まるで子どもみたい。
犬は神経質そうな目をして、少しおびえている。
ネットワークのセットアップがうまくいかない。
引越し先で使う無線ルータを買いに、夜勤明けで朝の秋葉原へ。ところが、ほとんどの店が11時開店ということで、1時間近く町をさまよう。雨まで降ってきた。それでも平日の午前中にしては、外国人ツーリストもちらほら、それなりの人出だった。開店と同時に目当ての店に突入して購入、昼過ぎに帰宅、疲れた。
次男と一緒に昼食、納豆、餃子、牛肉ワカメスープ(卵入り)。
長男の最後のバレー教室観覧。なかなか楽しいが、指導する方は大変そうだった。
帰って荷造りにかかるが、疲れであまり進まず。仕事に行くまで休ませてもらう。
夕食はステーキにサラダ、味噌汁。おいしくてついご飯をおかわりする。
最近は歳のせいか胃腸の具合がよろしくないのが気になる。もう「大盛り人生」からは卒業かもしれない。ただ、体では分かっていても、頭がついていってなくて、ついテーブルにつくと「大盛り」とか選んでしまう。また仕事場で胃腸薬飲まなきゃと思いつつ、バイクにまたがり夜勤へ向かった。
あすは引越し、晴れてほしい。
昼飯の材料を買いにマルエツ。きょうはソース焼きそば。
ついでにスタンドで洗車、となりのTSUTAYAに借りていたDVDを返し、まだ半額レンタル期間だったので、トータル・カウリスマキ2巻、イーストウッド、NARUTOなど10本借りる。次男は店内で流していたダフトパンクのクリップ(松本零士)に釘付けになっていた。かっこいいそうだ。車を洗うのに1時間くらいかかって家に帰る。
夜はお刺身。
深夜テレビでW杯ヨーロッパ予選、イングランド対北アイルランドを見る。前半はフィニッシュがイマイチだったが、後半は怒涛のゴール・ラッシュ。ジョー・コールはレギュラー確定でしょう。それにしても、ランパード、テリー、アシュリー・コール、リオ・ファーディナンド、ジェラード、クラクラするラインナップだ。こんなチームを相手にしなきゃならんのに、日本代表は・・・まるでだめだったなあ。
ホタテの貝ヒモを食べ過ぎて気持ち悪くなった。
いまテレビからロス・ロボスの「マス・イ・マス」が流れてきた。アメックスのCMだったみたい。最近は先月アメリカで行われていたアコースティック・ツアーの音源をよく聴いているので、懐かしい感じがした。
午前中は子どもと「戦いごっこ」。子どもたちは本気で蹴ったり、パンチを繰り出してくるのでけっこう痛い。しかも今日は唾を飛ばす技を編み出してきたので困った。昨日に引き続きマルエツでブルーベリー・ジャムを買って、段ボールをもらってくる。今回はりんごの箱が目立った。
腹が減ったので久々にパスタを作る。にんにく、赤唐辛子、アンチョビ。子ども用には義理の母が作りおきしたミートソース。のどが渇いたので、いも焼酎「たちばな」水割りとともに。
そのあと、子どもともに再び「マッハ」鑑賞(戦闘シーンのみ)。
夕食の買い物に再びマルエツへ、子どもと一緒に行く。タラの芽天ぷらとビールを買う。帰り道に公園に寄ったが、知らない子どもたちばかりで賑わう様子に、遠慮しながら遊ぶ子どもたち。次男の方が社交性が高いようにみえる。
ベンチから子どもたちを眺めながら、たらの芽天ぷら取出し、ビールを飲みはじめる。タラの芽を食べた妻はベタベタして不味いと文句。うちでひと手間かければもっとおいしくなると言われ、不満気味の子どもたちをせき立てて早速帰る。トースターでかりっとさせて、いい塩で食べたら別物のようにおいしかった。子どもたちは皮膚科へ行く。次男は待合室でかなり遊びまわり、大変だったそう。その間、わたしは家で昼寝、その後、ホワイト・チキン・シチューを食べて仕事に向かった。
今朝、長男の二本目の乳歯が亀田のカレーせんを食べていて抜けた。先日抜けた1本目と比べると透明感が高い。一本目の乳歯はすでに白骨化している感じ。歯の中にも血管があると歯医者が言っていたのを思い出した。
ヤマハのデジタル・ドラム・トイで盛り上がる。
仕事が休みだったので、近所の小洒落た蕎麦屋にて長男とふたりで昼食。彼は天ぷらがウマイと連発してたが、結局蕎麦は全部食べきれず。とはいえ、帰りにしっかりアメをゲット。わたしの頼んだ鴨汁はいまいち味薄し。立地も値段も、味もいま一歩だったのが残念だ。焼酎はおいしかったけど。
引越し用の段ボール箱をマルエツでもらってくる。先日はほとんどミカン用だったが、きょうはバナナ用多し。帰って荷造り。
夜はおばあちゃんのカレー。いつもは子ども用に別に作っているのだが、長男が大人用に挑戦すると宣言。しかし、やはり辛いのか、いつもより少ない食べ方だった。
子どもを寝かせてから、ムエタイ映画「マッハ」鑑賞。相方のジョージを殺しちゃうのかよ・・・。一気に暗い印象になる。DVDのメニューで戦闘シーンばかりのプログラミングでもう一度鑑賞しそうになるが、思いとどまる。
そして先日、途中で止まってたアレックス・コックス。いいねえ、やっぱり、名作の誉れ高いレポマン。ハリー・ディーン・スタントンとロビー・ミュラーのカメラという、奇しくも同じ1984年公開(リリースはレポマンが先)の「パリ・テキサス」と同じコンビが登場しているのに、このC調ぶりはなんなんだ。マイク・ネスミスがプロデューサーになってたり、イギー・ポップがテーマ曲作ったりしているのも、ライ・クーダーとは対照的で面白い。基本はパンク。エミリオ・エステベスの生硬な印象がすごく光る。酔っ払って見るのにいい。
冷えるので寝る。
どちらかというと、喰わず嫌いだったアキ・カウリスマキの映画に興味をひかれたのは、「過去のない男」できちんとメッセージを受取ることができたような気がしたのがきっかけだった。極太の筆で描かれた水墨画という感じの作風は一貫しているけど、そこに映っている日常生活の些細な動作が、違うカルチャーに触れる新鮮な印象を残す。
最近、「ドッペルゲンガー」、「月の砂漠」といった日本の作品を続けて見ていたのだが、これらの作品の舞台と同じ風土で暮らしている私にとっては、コーヒーをすするとか、酒を飲むとか、ハンバーガーを頬張るといった何でもないシーンで感銘を受けることはあまりない。ところが、パリという土地では、ああこんな風にワインを飲むのか、ゴミはこう捨ててるのか、汚い台所っていうのはこんな感じなのか・・・といった具合に生活の断面が妙に楽しく見えてくる。
もうひとつ私が楽しんだのは画面に映し出された登場人物の心の動き。セリフは物語にユーモアとペーソスを添える副菜であって、メインは映像にこそ語らせるというカウリスマキはほんとうにすぐれた演出家だと思う。
そしてタランティーノと同様にカウリスマキ作品には監督の音楽的嗜好が色濃く反映されている印象があるけれど、リトル・ウィリー・ジョンですよ何といっても。ラスト・シーンの「雪の降る街を」もスゴイけど、わたしは「Leave My Kitten Alone」にやられました。自分の好きな音楽が予期しないところで聴こえてきた時のインパクトは相当強い。ウィリー・ジョンはライノが出してるベスト盤が必聴。
きょうは半額レンタル中ということで、長男と一緒にTSUTAYAに行ってDVD10本借りてきた(長男のチョイス、グレムリン2、ナルト含む)。ラインナップは店によってばらつきはあるものの、それなりのものは揃っている。が、いまから15年前くらいに私が通っていた下北沢南口商店街の小さなレンタル・ビデオ屋に比べると格段につまらなくなってきている。
普段利用しているのは馬事公苑の店舗(我が家ではツタ君と呼び親しんでいる)だが、ここ何年かで、私の好きなラインナップは、縮小はしても、けっして拡大や、新鮮味を増すことはまったくといってなかった。(最近ではアルトマン・コーナーが無くなっているのに気づいて愕然とした)店舗の規模に左右されるのかもしれないし、利用客のプロファイルに応じた編成になっているのかもしれない。渋谷まで足を伸ばして、探せばいいということなのかなあ。それとも、単にわたしが歳を喰って、趣味が偏狭になってきたせいでそう感じるのだろうか。
関係ないけど、昔読んだ「最高の寿司」の特集みたいな記事ですごく印象に残っている玉村豊男さんのコメントで、すし屋っていうのは、そもそもコミュニティに根ざしているべきで、寿司を食べるためにわざわざ遠くまで出かけて行くもんじゃない、近所に気に入った店があれば、それが最高のすし屋だ、と言っていたような記憶がある。
まあ、話をレンタルDVDに戻せば、べつにカルトな映画ばかり置いてあるのがいいとは限らないし、フランチャイズ・ビジネスとして成り立たせるためのラインナップと考えれば、TSUTAYAは頑張っているほうだとは思う。もともとカルチャー・コンビニを標榜していた会社だから、コンビニに個性を求めるのがそもそも違うのだろう。大きくなったTSUTAYAだが、DVDソフトの低価格化や濫発気味の半額レンタル・サービスなどを見てると、ビジネス自体がヤバイのかとも思う。
近所のすし屋みたいに、きょうはこんなネタがおいしいよ、みたいなレンタル・ショップがあったらいいのになあ。私自身は経験ないけど、むかしの古本屋とかレコードショップってそういう「会話」があったと聞く。松浦弥太郎さんのやってるCOWBOOKSみたいなレンタル・ショップとか、ラインナップで勝負する店が近所に欲しいものです。
パッケージもユニーク!
つい先日、「ミリオンダラー・ベイビー」でオスカー4部門を制覇したクリント・イーストウッド。最近、過去の出演作をDVDで見ている・・・その彼が監督、主演をつとめた「アウトロー」(1977年)は南北戦争のころを舞台にした西部劇の傑作といわれているらしい。細部にこだわらず見れば、イーストウッドらしさが感じられるストーリー展開と後味を堪能できる。まだ煙の立っている焼け跡から素手で自分の銃を拾い上げたり(銃身が熱すぎると思うぞ!)、農夫だった主人公が視力にも影響あるんじゃないのかと思われるほど顔に深い傷を負いながら、早撃ちになる過程があまりにも早すぎるなあ・・・などとひっかかるところはある。ただ、コンセプトは「フォレスト・ガンプ」を先取りするものだし、西部劇というスタイルで演出された「渡る世間は鬼ばかり」ということで見ればかなりユニーク。アメリカ合衆国建国200年の特別企画だから、ある程度ファンタジーも必要だったのかもしれない。どだい私にとっては西部劇じたいがファンタジーなのに、そこにリアリティを求めてしまうのはおかしいことだ。とはいえ個人とコミュニティを謳いあげるこの作品が建国記念の企画としてまかり通るアメリカは不思議な国だ。そして、その国で社会的なアウトローを描き続けるイーストウッドは本当にユニークな映画作家だと思う、あの「華氏911」を撮った人物よりずっと。
近所の図書館にある「ご自由にお持ちください」コーナーで見つけた本、「空海の世界」が面白い。空海の人となり、密教の世界が彼の残したキーワードをきっかけにして分かりやすく解説してあるのでとても読みやすいということもある。彼が没した高野山という真言宗の総本山を、ほんとうに子どものころ、家族旅行で訪れた記憶があるが、とてもリゾートとは程遠い場所で、おそらく父親が当時そういったものに興味を持っていたと推測される、今度聞いてみよう。とはいえ、子どものころの記憶には宗教的な体験として何も残っていない。
あのエリアには熊野という、これまたスピリチュアルな磁場の強い場所があり、南方熊楠や中上健次の著作の舞台としても知れ渡っているけど、最近は、世界遺産の指定を受けてツーリストが急増しているというニュースを見た・・・行ってみたい。
場所の持つ意味ということで言えば、わたしの職場付近はすべて「日本橋本町」「日本橋堀留町」といった形で「日本橋」というのが接頭句としてついていて、町じたいはマンション建設もあちこちで進んですっかり近代的だけど、名前に残っていることで何となく由緒正しい感じがするし、目に見えない感覚的な部分だが町のもつオーラみたいなものがある。ちなみに日本橋堀留町は昼夜の人口差がかなり大きいエリアのようなので、錯覚といわれればそうかもしれないが、何百年という長期にわたって人が住み続けた「残像」みたいなものがきっとあるのだ。当時は未開の山地だった高野山に空海が精神のよりどころを見つけることができたのは、その場所の発する何かを感じ取ったからに違いない。そこじゃなければだめだったわけで、大地や自然と交信する能力を人間は持っていた証拠といえる。
最近はアマゾンを利用することが多かったけれども久しぶりにアメリカのオンラインCDショップで買い物をした。カントリー系の音を中心にしたお店で、知らない名前がたくさん並んでいるけれども、サンプル音源とユニークな解説が読んでいて楽しい。
今回買った中でもっとも楽しんでいるのはアメリカ、セントルイスのコミュニティ・ラジオ局KDHXが企画したチャック・ベリーのトリビュート・アルバム。パッケージから選曲、アーティストのバラエティに富んでいることなど、ものすごくクオリティの高さを感じる。これが、一コミュニティ・ラジオの生んだ商品というのだから、まったく恐れ入る。こんな素敵なCDを日本のメジャー局、レコード会社が出せるのだろうか。バラカンさんの番組以外ではかかりそうもないし。まあ無理かもね。でもアマゾンで買える・・・