cold blood

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圓生人情噺(下巻)中公文庫で「真景累ヶ淵」。もともとモギケンのブログでちらっと題名だけ見ていて気になってたのを図書館で借り出して読んだ。幕末から明治にかけて活躍した三遊亭圓朝が原作で、そちらも別に今年岩波文庫で出てるらしい。こんなに登場人物が次から次へと死んじゃう噺もスゴイが、それらすべてに因縁があるから、もうアナンダ・シャンカールのCDを聴いてるみたいなめくるめく感じ、いったいどこまで展開するのか空恐ろしい面白さとでも言おうか。それが落語家の語り口調で収録してある。字面で読んでいるとよくわからない言い回しも声に出してみると分かることが多々あるというのも面白かった。しかしこれが人情噺なのか。どちらかというと不人情な人物の相関図だろう。人情というと暖かいものをイメージしてしまうのは、「男はつらいよ」が40作以上も作られちゃう国に長く暮らしているせいかも。ソニーから圓生バージョンがCDで出てる、全部でCD8枚分。だいたい一回1時間やって15日間かかると解説にもある長編。今年「怪談」として映画化もされた。なるほどそのプロモがらみでモギケンなのね、と妙に納得。ちなみに圓朝作は青空文庫にてダウンロードできる。

『真景累ヶ淵』(青空文庫)

Posted in Book at December 17th, 2007. Trackback URI: trackback
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