Bagombo

Vonnegut

久しぶりに文庫本を衝動買い。デッドアイ・ディックを読んで楽しかった記憶があったヴォネガットの短編集が平積みされていたのでつい。しっかし高い、1000円以上する文庫本っていったい何なの?ちらっと読んだ本人による前書きには、彼の世代でアメリカ最高の短編小説家としてフラナリー・オコナーの名前が挙げられているではないか!おお、これは奇遇、期待も膨らむというもの。図書館へ行ったついでに「モンキーハウスへようこそ」も借りてきた。

Budapeste

kai

先週末は次男の幼稚園で運動会。こういったイベントの常として、競技に関わっている時間より待ち時間の方が長いので、思ったより疲労する。自由時間に遊んでいるときのほうが生き生きとしてたり。写真は木の皮を剥いてかざしているところ。

先日CD「Crioca」を購入したシコ・ブアルキ。ポルトガル語の響きが素敵なアルバムでけっこう気に入っていたら、図書館で同名の人物による小説「ブダペスト」を発見。あとがきを読むとどうやら同一人物らしい。読んでこれまたびっくり、なかなか刺激的で面白い、相当な才人だったのですね。イタリアに亡命中にはプロ・チームに所属していたほどサッカー好きとのことで、ますます好感度アップ。

standard

drink

久々に三鷹の宮田酒店で芋焼酎購入: 1,911円。なんでも「魔王」という幻の酒を造っているメーカー、白玉醸造の廉価酒、スタンダード酒という位置付けらしい。

最近の高級焼酎ブームは和牛の世界みたいなもので、コストを考えず贅を尽くして作った酒なのだろうきっと。高いからおいしくて当たり前だと思う。

buzzati

buzzati

短編集「石の幻影」がおもしろかったブッツァーティ。彼の代表作として有名らしい「タタール人の砂漠」読了。基本的な構造は「石の・・・」と同じ。ある青年兵士が年老いて死ぬところまでを描いているという点では、ずっと長いタイムスパンなわけで、タタール人の脅威と最後まで接触がないのも異色さで際立つ。すべてから中途半端に距離を置いて人生を送ってきて、けっきょく「死」を意識してはじめて、直接触れ合ってやり取り、格闘できる相手を見つけた安堵感を得る。そして笑みを浮かべて死んでいくというスゴイ構成。すごいわ、ブッツァーティ

total: 4948.6km

turf

kai

皇居前を走るときにいつも印象的なのは、手入れの行き届いた芝生。本当にベストの状態を保とうという意思が感じられる。とくにいまの時期は本当に美しい。ヨーロッパのサッカー場で使われているものとは違い、日本の芝は冬に枯れてしまうタイプなので、ことメンテナンスに関しては同列で語れないのかもしれないけれど、これだけすばらしい芝生がもっと広がればいいのにといつも思う。

スポーツターフ小事典

夜勤明け自転車帰路は4日目ともなると、けっこうキツイ。
Total: 4892.4km

mileage

夜勤明けのきょうは暑くて、風も強く、自転車通勤にはまったく適してない日だった、ふーっ疲れた?。

total: 4836.6km

yellow

nigauri

昨日、犬の散歩コースの途中にある家のブロック塀の隙間から顔を出していた苦瓜が熟して黄色になっていた。きょうはすでに収穫されたあとだった。暑い日が続いている。

music biz

Nilssson

夜勤明け。午前中の降水確率80パーセント、見上げればいまにも降ってきそうだったから、職場に自転車を置いたまま電車で帰宅してみれば、あらら・・・まだ降ってこない。なんだよ自転車乗ってくればよかったぜえ。と変にムカつき。犬の散歩に行こうとしたら、とんでもないところにウンコしてるじゃないか、まったく。いっぺん殺したろかと殺意を覚える。サボテンを枯らしてみたり、飼い犬に殺意を覚えたりと、つくづく自分は生き物との関係を作るのが下手なのだなあと感じる。

だが、良いこともあった。帰りの電車に乗るJR神田駅そばには本屋チェーンの比較的大きな店舗があって書籍だけでなく、CDやDVDも置いていて、店内の端末では数百枚のアルバムのすべての曲を30秒くらいずつではあるが試聴できるようになっている。開店時間を過ぎたばかりで人もまばらな店内でしばし試聴に専念。

もっとも印象に残ったのは「勝新太郎、ザ・ガードマン、江波杏子他 / 実況録音盤!歌いまくる大映スター」。時代がかったMCも秀逸だが、実際のステージをそのまま収録してあるので、緊張のためビミョウにセリフ噛んでる宇津井健とか、このステージのためにみずからの舞台の千秋楽を繰り上げたという勝新太郎の殺陣実演(サンプルは途中で切れているためどんな音か不明)など、興味深さではほかのアルバムを大きく引き離していた。ぜひ地元図書館で購入して欲しいものだ。

いつまでも試聴しているわけにもいかないので、重い腰をあげて出口に向かう途中、最近はほとんど足を止めることこともない音楽専門誌コーナーで気になる背表紙の文字「ニルソン」を発見。引っ張り出してみると、表紙にはニルソンのアルバムがあしらってあるほか、フランク・ザッパ、グレアム・パーカーの文字が踊っているではないか・・・これは買わざるを得ない。残念ながらGPのインタビュー以外はリイッシューがらみのチョウチン記事ばかりで、これといって得るものはほとんどなかったが、ニルソンのアルバム・レビューがこうやって雑誌に載っているのを読むだけでもゾクゾクした。

それにしても日本の音楽業界(とくに再発モノ)というのは紙ジャケ天国と化してるようだ。バラカン氏がラジオで言ってたのは、何でもレコード会社はこういった比較的値段設定の高い紙ジャケを限定数だけ作って、増刷をしないという傾向があるということ。だからいま市場に出回っている分がハケればそれど終わり、お金を貯めて買おうと思ってる間になくなってしまう可能性もあるわけだ。

ライノとかヒッポとか再発専門レーベルならいざ知らず、仮にもメジャー・レーベルとよばれる会社でそんなビジネスをせざるを得ないのがこの産業の逼迫した状況を表しているのだろう。紙ジャケになるのは限られたアーティストだけだし、安く提供されているカタログもあるにはある。ただ雑誌などのメディアでは、再発される紙ジャケのほうが取り上げやすいし、レコード会社の広告も期待できるからこうやって特集が組まれてるわけだ。

こういった音楽業界のビジネス構造はipodの登場で変化しているのかもしれないが、持ってないので良く分からない。ただ、レコード会社が契約したアーティストのCDを売って利益を得るというスタイルがそんなに長い間続くとは思えない。最近etree.orgから(もちろん無償で)ダウンロードしたGrateful Deadの1969年4月5日サンフランシスコでの質の高い演奏を聴きながら、おなじ音楽産業とはいえ、まったく独自の考えにもとづいてすばらしい演奏と生き様を残した亡きJerryに思いを馳せる。でも彼らのことが音楽専門誌で特集される日は来ないだろうな。

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夜勤明けに暑い中を自転車で走るのは本当に疲れる。午後一杯寝てしまった。

「離れ部屋」は読み応えのある一冊。一部で韓国の吉本ばななと言われているらしいシン・ギョンスクの自伝的小説で本国ではベストセラーとなったとのこと。読んでみると韓国のばななというのは、少なからず違和感がぬぐえない。わたしの少ないばなな体験からしても、桑田圭祐とマディ・ウォーターズくらいの違いがあるように思う。立ち上ってくる匂いがディープすぎる。わたしはギョンスクのほうが好み。

A boy with flower

kai

昨夜は涼しくて窓を開けたまま寝ていたら喉がヒリヒリ痛い。妻に言わせるとわたしは粘膜が弱いらしい。きょうは午前中から暑い日差しで午後からは湿度も高くなった。長男の筆箱を買いに電車で妻と次男で吉祥寺まで。LOFTで9月から使える手帳と筆箱、ジャポニカ学習帳「こくご」12マスを購入。くまもと県産品を扱う店でタイムサービス150円だった蜂蜜入りソフトクリーム、結構ウマイ。