gkojay: “わたしが戦争から帰ってきたら親が病気してましてね。とにもかくにも食わさないかん、でもわたし持ってんの岩波文庫100冊だけ。赤帯(外国文学)と黄帯(日本古典)と青帯(思想書)。カタイん…

gkojay:

“わたしが戦争から帰ってきたら親が病気してましてね。とにもかくにも食わさないかん、でもわたし持ってんの岩波文庫100冊だけ。赤帯(外国文学)と黄帯(日本古典)と青帯(思想書)。カタイんですけどね。それをなんばの今ある高島屋の前で露天で並べたら、一日で全部売れた」
戦争が終わってみんなメシを求めてるときに、手元にあるのは岩波文庫100冊だけ。冗談みたいな状況だがそれが売れる。「それはわたしね、日本を復活させた原動力だと思う。そういう読書欲が溢れかえっていた。すっごい勢いでもう即日売れた」
みんな腹も空かしてたが、頭もそうだったのだ。”

? 92歳の古書店主が語る戦後の本屋の風景 – デイリーポータルZ:@nifty (via kogumarecord)

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