明日死んでしまうかもしれないから、この本を読み切ってしまおう。または、もう二度と会わないかもしれないから、たいせつなことを目の前のひとにちゃんと伝えよう。 なにを読んでも、なにを聴いても、身近な死者たち…

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明日死んでしまうかもしれないから、この本を読み切ってしまおう。または、もう二度と会わないかもしれないから、たいせつなことを目の前のひとにちゃんと伝えよう。
なにを読んでも、なにを聴いても、身近な死者たちを思い出す。いや、思い出したいからこそ、ぼくは熱心に音楽を聴き、本を読んでいたのかもしれなかった。

? 島田潤一郎著「死ぬことと、生きること」(『父と子の絆』2021年12月Kindle版、アルテスパブリッシング)

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