“山口 絵が褒めてくれればいいのです。「ありがとう、形にしてくれて」と。実際は、絵はなにも言わないし、私も聞こえないですよ。でも描いているとこう、楽しいんです。自分が「ああ、面白かった」と思えればいい。子供の頃も親に絵を褒められたことは一度もありませんでしたが、不満は感じなかったし、むしろ一切干渉しないで放っておいてくれてありがたかったし、いちばんの甘やかしだったと思っています。”
– 山口晃インタビュー【前編】セザンヌ絵画と感覚器官のビビッ。アーティゾン美術館「ジャム・セッション」をめぐって|Tokyo Art Beat