次男の幼稚園で夏まつり開催。
ひさびさにイーストウッド祭り開催(ひとり)。今回はThe Eiger Sanction(1975)とSudden Impact(1983)の2作品。
アイガーの方は、ちょうど地球温暖化の影響でアイガーの東壁が崩落したというニュースがあったばかりでタイムリーだった(?)、イーストウッドが登るのは北壁なのだが。山岳映画ということで、ちょっと観る機を逸していたが、なかなかどうしてジョージ・ケネディほか脇役が光る好作品だ。キャラが立ってる。音楽のジョン・ウィリアムズはイメージと違い、まるでトロバヨーリみたいなスコアを書いていて、ちょっと意外だった。ヨーロッパが舞台ということで意識したのだろうか。次から次と女性と関係を持ってしまうところなど007のパロディなのか、と思って違和感を感じたけれど、イーストウッドが演じるとより違和感が増す。いちばん笑ったのはイーストウッド演じるジョナサンが「バカヤロウ!(A** hole)」と叫んだのがアイガーにこだまするシーンでした。
Sudden Impactはダーティ・ハリーのシリーズ第4弾で、イーストウッドが監督した唯一のダーティ・ハリーもの。ストーリーの整合性はともかく、演出が素晴らしい。あまりの緊迫感に画面から目をそらしたくなる、といったら大げさか。それくらい手に汗握る。わたしが見慣れていたハリー・キャラハンからは歳をとって、老けていたのが唯一残念だったが、それはわたしの未熟さなのだろう。