予備のタイヤがなかったので、久しぶり電車通勤な一日は先週の木曜日。最近は自転車通勤の方が楽に感じる、電車だと本が読めるのがいいんだけどね。
駅について職場まで15分程度歩くあいだは携帯電話に仕込んである音楽を聴きながら。天気のよい朝にDillard & ClarkのThrough the Morning Through the Nightはぴったりだった。
仕事帰りに立ち寄った神田駅前のいずみ書店の店頭には水嶋ヒロの単行本が売り切れたとの告知あり。Amazonのレビューが異常な盛り上がりだけど、こんど図書館で借りてみようかしら。そのとなりにヒロが表紙の雑誌Switchの広告、なんだかなあ。わが国の出版業界がかなり切羽詰ってるということなのだろう。
なんでこんなことになってるのか?という疑問にある程度答えてくれる平川克美の経済成長という病 (講談社現代新書)を通勤列車の中で読む。基本的な部分では内田樹が普段から言ってることとの共有点が多く、既読感のある文章が続く。ただ内田の書く文章に比べると、ずっとナイーブな感じがするのはなぜでせう。それは内田が学問、平川がビジネスの世界で生きてきたという違いが影響しているのか。どちらも不特定多数の人間を相手に自分の考えを説明しなければならない機会が多いと想像するが、それぞれのオーソドクシーの必要量の違いが語り口に反映されているのだろう。
てんてこ舞いなシフトを終え、家に帰り着いて風呂に入りながらゆっくりと細雪 (中公文庫)を読んでみたら、やっぱりすごいや潤一郎、となった。
ところで11月の自転車走行距離は336.25km。夜勤だったので少なめ。