創作の合間にTVを見る・・・世田谷の焼肉店にて
週末に子どもと「スパイ・キッズ3」を観た。もちろんDVDでだけれども、ロバート・ロドリゲスという監督は「マリアッチ」という極低バジェットの映画で有名になって、先日ジョニー・デップなど大物が出演した続編が公開されてましたが、面白いキャリアを歩んでます。子ども映画と思って敬遠している方には、だまされたと思ってみて欲しい逸品です。ある意味、深みがあります(笑)。ロドリゲス監督はマリアッチのあと、「デスペラード」、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」など、スタイリッシュな作品を手がけてましたが、ターゲットの年齢をどんどん下げるように、「パラサイト」、そして「スパイ・キッズ」シリーズと没入していき、そのころから私はフォローしなくなりました。しかし、自分の子どもと一緒に映画を楽しめるようになるにつれ、「スパイ・キッズ」は劇場に足を運ぶところまではいかないものの、しっかりDVDでフォローするようになり、実は大人も楽しめることに気づきました。スティーブ・ブシェーミや、ジョージ・クルーニー、サルマ・ハエックといったロドリゲス映画の常連がちょっとずつ出ていたり、本人は分かって出演しているとは思えないほどの怪演を見せているシルベスタ・スタローンなど、ユーモアと風刺が実に楽しい。スタイリッシュな映画もステキなロドリゲスですが、子ども映画もステキです。