“オヤジになるということは、融通無碍に生きる術を身につけ、精神において自由を得るということだ。僕自身、若いころは教条的な思想にがんじがらめになって、自分がやりたいことの本質も見えず、ずいぶんと苦しい思いをした。 人生はかくあるべし、という思いにとらわれて、余分なエネルギーを無駄なことに使い、人を傷つけ、自分も傷つき、ずいぶんと遠回りをして、ようやくオヤジの仲間に入った。オヤジになって、精神の自由を得た今、人生はなんて楽なんだろうと、しみじみ思う。 あらゆるデマや様々なくびきから解放された時、人はこれほどまでに楽に生きることができるようになるのだと、しみじみ感じている。だからもう二度と再び、若者には戻りたいとは思わない。”
? 押井守 『凡人として生きるということ』 (via akt-nkgk)
