“明治に猟師がオオカミを狩り尽くして絶滅させた
そういう話があるが、あれは事実と異なる 明治政府がな
「狼を取って来れば8円やる」と言ったんじゃ 当時の百姓の2、3ヶ月分の稼ぎじゃった そりゃ皆、山に入る
最初は銃を担いで歩き回った だがな
流れが変わったのは 海外から入ってきた
ストリキニーネ あれはな
肉に混ぜても分からん 本当は毒殺じゃ 畜産を守るため
害獣として徹底的に駆除された 銃で1頭ずつじゃない
生肉に仕込んで山に放つ するとどうなるか 群れごと消えたんじゃ
効率が違いすぎた 死体を持っていけば
また金になる そうしてオオカミは消えた 絶滅は狩猟じゃない
毒と仕組みじゃ 老猟師の語り草(著くさひろ)”
