
2011-04-08
8年前の夏。父が自死を選び何も遺さず逝ってしまった。初七日、この辛さをいつか忘れる日が来るだろうかと思った。一周忌、忘れることはないと知った。いつか乗り越える日が来るだろうかと思った。三年経った。乗り越えられない辛さがあることを知った。乗り越えられないとしたらどうするんだ。そうか、抱えて生きていくんだ、この辛さを、死ぬまで。そんな体力がわたしにあるのか。そう思った日、街ですれ違うたくさんの人の顔を見た。あの人も、この人も、抱えて生きている。誰の辛さとも違う自分だけの辛さを抱えて。あなたの辛さを私はわからない。ただあなたが辛さを抱えて生きていることをわかる。突然、風景が変わった。愛が降ってきた。忘れられなくても乗り越えられなくても笑う日は来る。
って二日ほどぐずぐずと書きなおしてたら、ダッシュボードにこんなの流れてきた。
“父の人生の最期が悲しいものだったからって父の人生全部が悲惨だったわけじゃない。ほとんどは馬鹿で愉快な人生だったんだ。僕の知る限りは。”
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“希望はある。生きてりゃ。”
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2011-04-08 – Everything You’ve Ever Dreamedまいったなぁもぉ。これだからTumblrやめられない
縋っても触れられない思い出ばかり惜しくて、お別れの手紙が捨てられない 正解かそうじゃないかのどちらかを選んだり、選ぶよう迫ったり きみのすべてが流れ、輝いていた いつだってわたしにかける言葉はまるく、や…
縋っても触れられない思い出ばかり惜しくて、お別れの手紙が捨てられない 正解かそうじゃないかのどちらかを選んだり、選ぶよう迫ったり きみのすべてが流れ、輝いていた いつだってわたしにかける言葉はまるく、やさしく、都合の良い嘘だってキラキラしていたしあかるかった あなたの哲学は、わたしをやわらかな霧の中にとじこめた わたしの半端に持ち合わせた社会性と、あなたのまっすぐなような頑固なような、その生き方は決して交わらなかったね
どうしようもなく死にそうな時、連絡をよこしても僕を含め誰もあなたを叱らない
どうしていちばん欲しい言葉がわかるのだろう あなたはどんな気持ちでペンを走らせたの あなたが欲しかった言葉が、私はちっとも分からなかった
love: via weheartit
2025/8/11
2025/8/11
小学1年生〜中学3年生まで、ヤマハでピアノを習わせてもらった。物凄く一生懸命やってたとは言えないのに、9年間、月謝を払ってくれた両親には本当に感謝してる。実家には多分20万円くらいしたであろう、ちゃんとした電子ピアノがあって、当時は「電子じゃなくてアップライトピアノが良かった!」なんて生意気なことを言ってしまったけれど、今思うと子供にそんな高価な楽器を買ってくれたことに感謝以外ない。
きっと両親は、「9年間も習わせたのに、ピアニストにも、ピアノの先生にも、幼稚園の先生にもなるわけでもなく無駄だったなぁ」と思ってるかもしれない。でもね、大人になった今、私のしんどい時を助けてくれてるのはピアノだった。
仕事が忙しかった時、毎日22時まで追われるように働いて、土日も休日出勤して、家にいる時も仕事の事で頭いっぱいで・・・ このままじゃ絶対体調崩す!!って感じた時に、何か仕事の事を全く忘れる時間を作らないと!と思って、毎晩、夜な夜なピアノ(今の私の相棒は、12年前に中古で買ったシンセサイザーなんだけれど)を弾いた。頭も身体も疲れ切っていたけど、本当にその時間があったから、なんとか乗り切れた。
もう30歳だけど、最近なってやっとね、9年間もピアノを習わせてくれたことを心から感謝したし、そのおかげで今生きられてると思った。センスがないというか、ピアノ得意じゃないから、もうやめたいって気持ちとずっと戦いながら、ずるずると続けて、今もバンドでキーボードやったりしてるんだけど・・・ でも、実はピアノが自分を支えてくれる時もあるんだって事には最近気付いたし、それは本当に両親に感謝だし、ピアノがあって本当に良かった。
(両親からは、今もバンドやってること言うと、「まだそんなことやってるの・・・?」と言われるので言わないけど・・・)
y-kasa: “さくらももこが高校生の頃、小論文模試を受けたら採点者から「現代の清少納言」と絶賛され、それまでさほど褒められることのなかった彼女が自分に自信を持つ、というエピソードがある。彼女の才能に…
“さくらももこが高校生の頃、小論文模試を受けたら採点者から「現代の清少納言」と絶賛され、それまでさほど褒められることのなかった彼女が自分に自信を持つ、というエピソードがある。彼女の才能に最初に気づいたその採点員こそが彼女の生みの親で、その才能に気づくことこそが教養だよなぁ。”
本には、日常から距離を取る機能がある。本を開き、活字を読み始めるだけで、一瞬にして遠くまで行ける感覚がある。時間を遡ることも容易だし、自分以外の人物の視点でものを見ることもできる。経験したことのない感情…
本には、日常から距離を取る機能がある。本を開き、活字を読み始めるだけで、一瞬にして遠くまで行ける感覚がある。時間を遡ることも容易だし、自分以外の人物の視点でものを見ることもできる。経験したことのない感情も知ることができるし、人の思考の流れを辿ることだってできる。
? 森博嗣著『読書の価値』(2018年4月Kindle版、NHK出版新書)




