“メタルバンドのメタリカが、アメリカで最も大きなレコード盤のプレス工場Furnance Record Pressingの筆頭株主となりました。 その背景には、レコード盤のリバイバルがあるみたいです。コロナ禍からレコードの売り上げが爆増していて、1987年以降初めてCDの売り上げを抜いています。 ステイホームでリバイバル。昔はやっていたものがリバイバルするってよくあることですが、どうやら今レコード盤がキテるみたいです。アメリカレコード協会が発表した報告… メタリカもレコード盤が売れまくっているバンドの1つ。メタリカは2016年のアルバム『Hardwired…To Self-Destruct』以降は新しいアルバムはリリースしていないのですが、なんとそのアルバムのレコード盤が2021年に33万7000枚、そして2022年に38万7000枚も売れているのです。2016年のアルバムなのに、2022年のアメリカトップセールスアルバムの6位にランクインしています。 さらに7年ぶりのアルバム発売を控えているため、メタリカはレコードのプレス工場を買っちゃったわけです。2023年、もっとレコード盤を売っていくつもりですね、これは。音楽からも製造からもじゃんじゃんお金が入ってくるわけです。 メタリカは1996年にこのプレス工場がオープンしたときから、ずっとこの工場にレコード製造を依頼していて、Varietyが伝えるところによると、プレス工場は2014年以降、メタリカのレコードを500万枚も製造したそうです。1986年にリリースされた『Master of Puppets』がNetflixの大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』で使用されたことも、レコード盤を手に入れたいファンが増えた要因かもしれません。”