WOODSTOCK, 1969
nozacs: “フランスの詩人アンドレ・ブルトンがニューヨークに住んでいたとき、いつも通る街角に黒メガネの物乞いがいて、首に下げた札には 私は目が見えません…
“フランスの詩人アンドレ・ブルトンがニューヨークに住んでいたとき、いつも通る街角に黒メガネの物乞いがいて、首に下げた札には 私は目が見えません と書いてありました。彼の前には施し用のアルミのお椀が置いてあるのですが、通行人はみんな素通り、お椀にコインはいつもほとんど入っていません。ある日、ブルトンはその下げ札の言葉を変えてみたらどうか、と話しかけました。物乞いは「旦那のご随意に」。ブルトンは新しい言葉を書きました。
それからというもの、お椀にコインの雨が降りそそぎ、通行人たちは同情の言葉をかけていくようになりました。物乞いにもコインの音や優しい声が聞こえます。数日後、物乞いは「旦那、なんと書いてくださったのですか」。
下げ札にはこう書いてあったそうです。 春はまもなくやってきます。
でも、私はそれを見ることができません。 誰が見てもうらぶれた物乞いです。黒メガネをかけているのだから盲人であることも分かります。「私は目が見えません」は言葉の意味をなしていないのです。
アンドレ・ブルトンの言葉のほうには、訴えるものがあり、憐れみを乞う力があり、人に行動を促す力、もっとえげつなく言えば集金能力がありました。目的はそれだったのです。読んでもらって、施しの気持ちを起こさせ、施しをいただくこと。
目的を果たしてこそ、言葉です。”? 活字中毒R。 (via takaakik) (via jinon) (via yangoku) (via sukoyaka) (via jinakanishi) (via gkojax, ninonbooks) (via gkojaz) (via yaruolikes)
Photo
Photo
Kiyoshi Awazu, poster for theater troupe Bungakuza “Hunger Strait” Shibuya Toyoko Theater, 1972
Kiyoshi Awazu, poster for theater troupe Bungakuza “Hunger Strait” Shibuya Toyoko Theater, 1972
The Grateful Dead’s Wall of Sound
The Grateful Dead’s Wall of Sound
夏にとろけないようタンブラーの皆様もどうか健康で。
28歳になりました。昨日。ということでブログタイトルも歳をとる。いつからタイトルを年齢にしてたのかもう忘れちゃったけど、タンブラーも私と一緒に歳をとってる。ずっとタグに投稿した月を入れてるから、数年前の七月、みたいに遡れるのが地味に便利で昔のわたしありがとうてなる。日曜なので仕事は休みにならず少し慌ただしい1日を終えて、いつものピザとビールとケーキでヨイ気分。28、若くもいられるし、若くなくもいられる絶妙な歳になってきて、自分はハタチそこそこから何も変わったつもりはないけれど、ハタチそこそこでないのは理解して生きなきゃなと思う。さあ残りの20代どう過ごす、とか気負ったことは考えられないので今と一歩先を大切にできたら。
夏にとろけないようタンブラーの皆様もどうか健康で。
la ragazza con la valigia (valerio zurlini, 1061)
la ragazza con la valigia (valerio zurlini, 1061)