“誤嚥性肺炎って、細菌だらけの食物が通る食道と、細菌に弱い肺が、同じ入口を共有しているという構造的欠陥がそもそもの原因でして、喉の反射運動だけで両者を使い分けてたのが、年をとって筋肉や神経の動きが鈍ると上手く働かなくなって食物などが肺に入って起こります。要は陸上生物としての寿命です どうしてこんな構造になってるかというと、進化の過程で、魚の構造を陸上でもそのまま使い回したからだと考えています。以前にも書きましたが、私がインテリジェント・デザイン説を信じない理由は、この、最初から陸上生物として設計していたなら有り得ないような構造的欠陥にあります。 しかしながら、現在の人類の豊かな文化は、これら肉体の限界があったからこそ育ってきたとも言えます。年をとって誤嚥性肺炎で亡くなるのは、ある意味もっとも人間的な寿命の迎え方であるように思えます。 森 勇一 @ymori117”