“ 「強」は、約2時間かけて100℃に到達(沸騰直前温度)し、以後その温度を継続するという。大根や硬い食材、脂身の多い肉などの煮込みに適しているとのことだ。実際試してみたところ、見た目にもグツグツするのが「強」の特徴。魚や肉が塊としてしっかり存在しており、ガスレンジの弱火程度の沸騰でしっかり煮込み、煮汁を適度に煮詰める効果も期待したい場合は「強」だなという感触を得た。 「弱」は、約4時間かけてじっくり温度を上昇させ、90℃に到達したところで継続させるという。確かに煮込み中の表面はほとんど沸騰することなく、鏡のように静かだ。このため、煮豆等はゆっくり給水させながらやわらかく煮ることができるのだとか。また、硬い肉や魚などは90℃で時間をかけて煮ると、食材が本来持つ風味が出て、魚は骨まで柔らかくなるという。 「煮込」は、約2時間で100℃(180W)に到達し、以後は80℃(70W)でじっくり煮込み続けるという2つのモードが自動的に切り替わる仕組みを持っている。大根や芋類、灰汁の強い食材に最適とか。使い込んでいくうちによさが分かってくるという、プロ向きのモードらしい。こちらも煮込み中の様子を見る限り、気泡があがるほど沸騰することはなく、静かに調理が進行するという印象だ。普通の鍋で一旦煮込んでから「スロークッカー」に移して「煮込」にすると、保温効果が期待できるだけでなく、さらに味が浸透するという効果も生まれるという。”