マドリディスタというよりもモウリスタのアタシにとって、ドーハの悲劇なみの衝撃だった。まったくジョゼはわざとこんな負け方したんじゃないか、と勘繰りたくなるほどだ。
José Mourinho admits Barcelona’s thrashing of Real Madrid was fair
1996年に初めてスペインを訪れたときに購入したバルサのキーホルダーをいまだに愛用しているし、モウリーニョの率いるクラブの最大のライバルであっても心底嫌いになることができない。なぜなら、わたしにはいわゆるモルボが欠けているからにほかならない。想像力の欠如というなかれ。バルセロナ、もしくはマドリッドに子どものころから住んでいたというならともかく、身体的に同期してないモルボなどありえない。
それにしても、こんな負け方、チェルシー、インテル時代を通じて観たことがない。とくに昨シーズン、バルサにはこう勝つんだ、というような見本をみせてくれたのに、だ。この敗戦は簡単に受け入れることができるとジョゼは試合後語っていたが、これは背後に何かあると思ってしまうのも無理ない。それが、既存戦力の大幅な改編、それとも大型補強への布石なのか分からないが、いずれにせよ、この男の考えることはわたしのような凡人には及びもつかないから。そうとでも考えなければ、このバルサ万世の日本でマドリディスタなどやってられない。