サンフランシスコで起きた仲良し3人組女子によるロシア人男性殺人事件の記事を読んでたら、被害者の遺族からこんなコメントがあったことが記されていた。
“The killers not only took away our son, but they destroyed our entire family,” the Gorenmans had written for police Inspector Holly Pera to read aloud. Because Eugene had been their only son, the family name would end with him.
Gorenmansというのはファミリーネームで、一人息子が殺されたせいで家名断絶の憂き目に会うということを強調している。江戸時代の日本なら確かに一大事だろう。ただすでに21世紀、しかもロシアから渡米していた男性の家族からそんな言葉がでてきたのが印象に残った。結婚しない男女が増えているといわれる日本では、家名断絶など当たり前なんじゃなかろうか。そもそも継承すべきものとして家名がなんぼのもんじゃい、という意識さえあるような気がするが。