あす早朝のCLファイナルに備えて、万全のコンディションを整えるため電車通勤。行きは内田樹「ひとりでは生きられないのも芸のうち」、帰り道はケルアック「オン・ザ・ロード」新訳版を読む。内田大先生の本はブログをまとめて加筆したものなので、比較的読みやすい。とはいえ、啓示されることはとても多い。「共生」というキーワードが心に残った。青山南翻訳のケルアックは躍動感にあふれており、読んでいるのが楽しい。三鷹駅で特別快速の待ち合わせをしている車内に、目に見えないひとに向かって猛烈に怒っている女性がいたが、そんなの気にならないくらい痛快。電車を降りて家までの道すがら、自家焙煎を売り物にする高級珈琲豆店にてネルを買う。モスクワでの決戦はこれで淹れたコーヒーを啜りながら楽しむことにしよう。