逗子のイトウカイロで妻の治療を待つ間、山本容子の「犬は神様」。15分くらいで読み終わる小品で、すてきな装丁と銅版画が同時に楽しめる。著者がこれまで犬との共同生活を通じて感じ取ったさまざまなことがつづられているだけで、本当に何気ない文章なのだけれど、アーティストとして感受性のするどさが随所に表れている。中沢新一の本に出てきた「おしっこで手紙を書く」という表現がここでも。
犬を飼ってもう8年以上になるけれど、私にこんな本は作れない。
Bent my ear to hear the tune and closed my eyes to see
逗子のイトウカイロで妻の治療を待つ間、山本容子の「犬は神様」。15分くらいで読み終わる小品で、すてきな装丁と銅版画が同時に楽しめる。著者がこれまで犬との共同生活を通じて感じ取ったさまざまなことがつづられているだけで、本当に何気ない文章なのだけれど、アーティストとして感受性のするどさが随所に表れている。中沢新一の本に出てきた「おしっこで手紙を書く」という表現がここでも。
犬を飼ってもう8年以上になるけれど、私にこんな本は作れない。