マンションの1階部分で細々と営業している自転車店でいろいろ話を聴くことができた。小規模ながら置いてある商品はどれも専門性、嗜好性の高いものばかり。一般の人はちょっと足を踏み入れにくい、いわゆるマニア向けショップだ。
わたしは初めて知ることばかりだったのだが、いま、この時期は(趣味性の高い)自転車業界ではちょうど端境期にあたる。そのため、今月末くらいまでに2007年モデルの予約をすれば、年内の納車が可能だが、それを過ぎると納期は来年になってしまうという。
そういえば、自転車雑誌はそろって2007年ニューモデル特集を組んでいるし、専門店では軒並みセール中だ。2006年モデルは、いまを逃すと高く売れないのだろう。
最新モデルでなくても構わないからしっかりした製品を使いたい、と思う人は少なくないと思うけれど、問題が1点ある。こういった自転車は身体にあったサイズを選ぶ必要があるそうで、安い昨年のモデルだからといって、どのサイズでも乗れるというわけではないのだ。
そして、驚いたのは予約販売が基本ということだ。これはおそらく海外メーカーの場合だと推測するが、お店に行って「これカッコいい、気に入った、買います」と言っても、ほぼ売ってもらえない。話を聴いたお店でも、予約の際には来店がマスト、というのも身体測定でサイズを割り出す必要があるから。ちなみに、わたしが欲しいシクロクロスという種類でいうと、メーカー希望価格が22万円、Lemond社製のモデルが昨シーズン飛ぶように売れたそうだ、わォ。前後輪ディスク・ブレーキだ。
シクロクロス競技というのもあって、YouTubeで映像みつけました、けっこう笑えます。