きょうの読売新聞朝刊に東京スター銀行のATM手数料無料サービスに関する記事。他行のカードを使った場合でも手数料をとらないというサービスを実施していたのだが、大手銀行が「業界秩序」を乱すとして圧力をかけているとのこと。通常は利用者とそのATMのある銀行が提携銀行に手数料を払っているので、大手銀行にとってはけっこうオイシイ商売というわけなのか。
http://www.tokyostarbank.co.jp/branch/atm_others.php
だいたい何で自分の預金を引き出すのに手数料を払うのか10数年来の疑問だ。だから普段は(コンビニでも)ATM手数料無料、かつオンライン振り込み手数料も月5回まで無料の新しく生まれた某銀行を利用するようにしているし、どうしても他行で引き出す場合にはできる限り手数料が取られない時間に利用することにしている。そういうことが可能になっただけマシなのかも。
莫大な公的資金を投入して、すこしは利用者利益を考えるようになったかと思いきや、この手数料に関する限り、銀行は何も変わっていないようだ。いくらコンビニで預金が下せるようになっても、いちいち105円もかかるのではちっとも便利だとは思えない。記事によれば手数料はATMマシーンの管理維持に使われているらしいが、何でもできるATMより、維持コストのかからないATMを作ってほしいものだ。