きょうは3月下旬にしては冷たい風の吹く日。前から行ってみたかった岡本太郎美術館へ。最近読んだ「アースダイバー」とか「天湖」の影響下にあるわたしは、そのセットアップを見ただけでやられてしまった、ステキだ。森を切り拓いた斜面に美術館は、背後を巨大な「母の塔」に守られるように建っている。エントランスから胎内に入っていくような感じのする薄暗い照明に、暗い色調の作品が並んで、しだいにポップさを増していくような気がした。作品はどれもほんとうに見るのが楽しい。「太陽の塔」はミニチュアしかなかったけど、本物はスゴイことになっているんだろうなあ。子どもと一緒だったので、あまり時間をかけてみることはできなかったけれど、屋外のオープン・スペースで頬張ったオニギリはとてもうまかった。
SR
きょうは暖かく気持ちのいい天気。このところ、2日ごとくらいに寒くなったり、暖かくなったり、差が激しい。次男とともに布施明のCDを図書館へ返却、予約していた森達也の本と一緒に、新着棚に何気なく並んでいた唐十郎、石牟礼道子、中原昌也の小説を借りる。ふだんはあまり日本の小説は読まないけど、先日借りた青山真治「死の谷 95」が面白く、熱中して読めたのでついマトメ借り。それにしても青山さんは評論良し、小説良し、映画良し。本当に多才な作家だと思う。
先月バイクでコケてから、あまり乗っていない。ハンドルが微妙に歪んでいるのが、長い時間乗っていると気になるし、スピードが出ているときにやはり恐い。いつも行っているバイク・ショップのおじさんに見てもらったら、「5万円コースですね」と言われた。やはり、そうか・・・コースかあ、と落胆。というのも、いまのバイクはヤフオクで5万円しなかったので、それに5万円かけるのはちょっと、という気持ちと、一回の通勤でけっこう長い時間乗るので、もう少しトルクのある400ccに乗り換えたいと思っていたところなのだ。
というわけで最近はちょこちょことバイクショップを覘いたり、ヤフオクのいわゆる「現車確認」に横浜とか練馬とか出かけている。さらに前はロト6で高額賞金を狙っていたのを、現実的に新車のバイクが買える程度の賞金が当たるナンバーズ4とかに変えてみたけれど、当たらないことは変らず。むああ難しい。
日本ではアメリカン・タイプとよばれる種類のバイクがあって、ハーレーもどきみたいな400がけっこう人気。斯く言うわたしもそのアメリカンにまたがって、ゆうゆうと通勤したいなどと妄想していたが、どうも人気があるせいか程度の割に値の張る中古車が多い。そんなある日、やはりアメリカンを探していて、あるショップで見かけたのがヤマハのSR400をカスタム仕様にしたバイク。(上の写真)それまでは、一度もいいと思ったことのなかったバイクだったが、実物を見たらすごくカッコいい!それからというもの、わたしのターゲットはアメリカンからSRに切り替わった。
昨日は練馬、とはいえ、吉祥寺から近いので家からもそんなに遠くないのだが、ヤフオクに個人出品されている方の家までバイクを見に行った。実際に運転もさせてもらったけど、「バイクに乗っている」感がすごく強い。たくさんのファンがいるのも納得できる。あーますます物欲が刺激されたが、すでに入札者も多く、今回も落札できそうにないなあ。
Akira
昨日は3月にしてはかなり冷たい風が吹いて、小金井公園の梅も凍えていた。それでも、次男坊は洟を垂らしながら泥だらけになって遊び続ける。とはいえ、集中するのはどの遊具も15分くらいが限界。むしろ何もない単なる抜け道みたいなところをいつまでも徘徊しているのがお好みらしい。途中、サイクリング・コースにも挑戦するが短い周回コースを3回くらいまわったところで飽きた。ペダルがうまく踏めないのだ。
最近はNHKのトーク番組でもホストを務めるなど売れっ子、茂木健一郎の本「脳の中の人生」を読んでいる。心と脳の関係を、身近なトピックをきっかけに一話完結の週刊誌の連載記事をまとめたもので、どれもコンパクトでさらっと読めるのだが、その分喰い足りない感じもする。そういえば、昨夜NHKの「視点・論点」にも彼が出演していたが、基本的なところは同じ。「分かりやすい」というポイントにプライオリティを置くと、物足りないのだ。ということで、きょうは「脳と仮想」という別の著作を借りてきた。なぜか布施明の「君は薔薇より美しい」が聴きたくなって、ベストCDも借りた。曲はミッキー吉野だったんだね。