久しぶりに秋葉原へ行った。週末にしては人が少なかったなあ。それにしても技術の進歩はすごく早いので、10年前は本当によく足を運んでいて、店頭に並んでいるPCのパーツは大体把握していたけど、最近はすっかりどうでもよくなっているので、数万円するグラフィック・カードとか見ても全然欲しいとは思わない。だいたいこんな高いカードなんて、少なくとも私の作業にはまったく必要ない。
しかし、ハード・ディスクは欲しいと思った。
いまはほとんどCDを買わない、というか買えないので、もっぱらetree.orgに頼っている。で、あれもこれもとDLしていると、あっという間にHDDは一杯になってしまう。最近のお気に入りはSkerik、70年代のArchie Sheppみたいで本当にワクワクする音楽をやってる。しかし、一方でとりあえずDLしたはいいけれど中々聴く時間がない、そんな音源がたまっていく。
中田英寿がセリエAに行った年にCS放送を導入して、最初のうちはどんな試合だろうが、何でもかんでも録画して見まくっていたが、いつしか見ないまま蓄積されていく試合が増えていったのを思い出した。いまは、よっぽどのことがない限り録画することはない。いつごろからか、そのときに見られなければあきらめることにした。
いまは何でもオン・デマンドで提供される世の中になりつつあるが、小さいころはビデオもなく、見たい番組というのは、その時間にテレビの前にいない限り見られないものだった。映画が好きだったから、CMが入ろうが、途中がカットされていようが、けっこう集中して見ていたと思う。サッカーに関する限り、わたしは今そのときと同じ気持ちで放送を見ている。見逃している試合も多いけれど、それはしょうがない。すべての試合を見ることなど不可能だから。
しかし、このHDDの安さはかなり魅力的だ。
80GBが6,000円・・・
iPodも魅力的だが、たかだか30とか40GBに数万円払っても、バイクや電車での通勤時間なんか長くて1時間だから、コスト・パフォーマンスはそんなに高くない、しかもリムーバブルじゃあない。いくらたくさん入るとはいえ、有限だから、一杯になったら終わり、どれか消さなきゃいけないわけだ。仕事先にはオーディオあるから、CDRで十分だし、だいたい人間の集中力が持続する時間なんて限られている、CDR一枚くらいがちょうどいいのだ。というわけで、わたいの場合、安くて質の高いHDDとCDRがあれば事足りるという結論に達し、とりあえず2,039円で太陽誘電のCDR50枚を購入した。