3月21日パシフィコ横浜ではGEISAI-5 が開催された。
日本のアニメーション、アートの世界では宮崎駿や押井守、村上隆といったトップ・アーティストが、次世代をにらんだビジネス・モデル確立を目指してがんばっている。単なるオタク・カルチャーという見方はもはや時代遅れなのだ。東京大学大学院はジブリの鈴木敏夫や井上雄彦を講師に迎えるカリキュラムをこの秋からスタートさせる。自動車やそのほか工業品の「ものづくり」から、ソフト・コンテンツの総合的プロデュースというビジネス・モデルのシフトが明確になりつつあると信じたい。今週は東京都肝いりの東京国際アニメフェアを取材する、そこでもビジネス・チャンスとしてのアニメを打ち出す試みが行なわれるらしい。
職人気質のアーティストばかりじゃ持続可能なビジネスになりえないのなら、日本が得意な組織だったやり方がある。モノに魂を込めることができ、かつそれを大量生産して全世界に流通させることが可能なのか?日本はそんな夢に向かって突き進むしかない。