Memo

nihonbashi

「サラエヴォでゴドーを待ちながら」というエッセイは「この時代に想う テロへの眼差し」という本に載っているエピソード。著者のスーザン・ソンタグが、戦争状態にあるサラエヴォに出かけていって、物資も照明も足りないところでベケットの「ゴドーを待ちながら」を演出したときのルポ。人間として生きるために芸術は絶対に必要なのか。

そして、アーヴィングのサイダーハウス・ルールも終盤に差し掛かっている。これも戦争が大きな影を落としているストーリー。

ジョン・フォガティの新作をアマゾンで購入。Deja Vu All Over Again 全編34分というコンパクトなアルバム。今年唯一購入したCDとなるかも。ジョン・フォガティとブライアン・ウィルソンて似てる。どちらも最初のグループには親族がメンバーにいたし、本人はグループを抜けたあとも断続的に活動を続けていて、最近はジョン・フォガティが反ブッシュ・キャンペーンのためにオーガナイズされたツアーに参加しました。またブライアンは来年早々に日本を訪れる予定です。

China

avenue

「考える高校生のためのサイト」というサブタイトルのついたMammo.tvに載っていた富坂聰さんというジャーナリストのインタヴューは興味深いです。

例えば「ブッシュはバカだ」とよく言われますが、それでも一応は大統領選を経て選ばれたという強みがあります。政権担当者に正当性があります。しかし、中国共産党の独裁体制はそういう民主的な手続きを経ていません。では、何が権力を保証しているかというと、かつて中国が欧米や日本に侵略され、蹂躙されていたときそれを救ったのは共産党であった。それしかないのです。だから政権の正当性は?と問われるとその原点に戻って行くしかない。

今年行なわれたサッカーのアジア・カップで、日本人に対する嫌悪感をあからさまに示したホスト国、中国の人たち。中国に渦巻く反日感情の激しさがクローズアップされました。また首相が靖国神社に参拝することに対し、頑なに反対し続ける理由が、このインタヴューを読んで少し分かったような気がする。

911

fedex

先日、ブックオフで100円で売っていたので当時話題になっていたチョムスキーの911を読んだ。(ポルシェの話ではない)たまたま図書館でもスーザン・ソンタグの「テロへのまなざし」を借りていて、もう3年も前の事件にやっと自分が追いついて、ふむふむと学ぶ日々。
チョムスキーの「911」はテロ国家としてのアメリカが浮き彫りにされたある意味ショッキングなインタビュー集だ。こういった本が日本でも翻訳されるほど話題になって、ある程度売れたということが、国としての深さなのか。本来ならふり返って日本のことを考えるのが筋だが、そんなときにガイドとなってくれるものはパッと思い浮かばなかった。そしてブッシュ再選後の先見日記片岡義男の記事を読み、日本がどんな人物に国の行方を託しているのか、ひとつの見方を提示しているなあと感心した。
今度「華氏911」のDVD借りてこようっと:wink:

License

Tamagawa
教習所のすぐ裏は多摩川河川敷なのだ

右足のハムストリング(太もも裏)肉離れからほぼ1ヶ月ぶりにバイク教習へ行った。コースはあまりよく覚えていなかったが、何とか最終段階も修了することができた。あとは卒業検定を残すのみ。自動車に比べると、かなり難易度の高い技術を要求されると感じたけれど、体が若ければ楽勝なのかもね。

Delivery

yono

最近はひとの忘れ物を届けることが続きました。まず、埼玉県の与野本町というところにある芸術劇場まで、その帰り道にあまりにお腹が空いていたので、コンビニでジャンボ・チーズ・フランクとビールを買って食べながら歩いていたら、まぶしい自転車店がありました。(写真参照)その次はオフィスと東京エフエムの往復。両方とも時間が迫っていて「のっぴきならない」という点で共通していました。
たとえば、東京23区内で1時間のうちに忘れ物をする人は何人くらいいて、どのくらいの割合で「のっぴきならない」のかによっては、ビジネスになるかもしれない。いくらデジタル化が進んでユビキタスな環境になっても、物流がなくなることがないように、忘れ物もなくならないのではないだろうか。

Grateful Dead

skyflag

きょうは実家で納骨式でした。次男の誕生日の一日前に97歳で亡くなった祖父はあの世から曾孫を見守ってくれるのだ。死んだ人は最長49日間を経て仏になる、成仏して現世で愛していた人たちが幸せになれるようにいろいろやってくれるらしい。MC(Master of Ceremony)の坊さんが言っていた。わたしは坊さんの話を聴く前から、爺ちゃんうちの子を守ってくれ、と祈っていたので妙な気持ちだった。何から守るのかよく分からないけれど、基本的に弱いからね。すぐに風邪ひくし、喘息になったり、アトピーになったり。でも、家族が守れることから、コミュニティが守ること、国が守ること、地球全体で守ることと、どんどんスケールが大きくなっていて、アトピーとか、アレルギーとかもはや環境問題の一部という感じがして、家族がどうのこうのできる範囲を超えてきているんじゃないかと思う。でも何とか守ってあげないとね、子どもから学ぶことは多いから。

GS

sunset

フィンランド人のエリック・グランキストさんは、フェアバンクスで古生物の剥製を作っている。彼は3万6千年前に絶滅した「バイソンの先祖」を復元したのだけれども、凍りついたバイソン(の先祖)を発見したときには、まだ肉が残っていて、彼はその肉を食べたらしい。現在は剥製になってアラスカ大学の博物館に展示されているバイソン(の先祖)は、「ベイブ」と呼ばれている・・・こんな話が載っているゲイリー・スナイダーの野性の実践は面白い本です。

Sydney

Sydney

先週はシドニーのSBSという放送局から1週間にわたって中継しました。天気はいまひとつだったけれども、コーヒーと食事がおいしい街。とはいえ、やはり海外は仕事で来てはいけない。

Untitled

sky

カリブ海のハリケーンほどではないにしろ、わが家の家計に大打撃を与えた台風21号。まず車が壊れた。直接の原因ではないかもしれないが、台風のせいにしておく。そして、そのおかげで大雨の中バイクで通勤したときに、ポケットに入れておいた携帯電話が水分を十分に含んでしまい、使い物にならなくなった。ショップに持っていくと、対応してくれたひとは一目見て、「臨終」を宣言。いろいろ相談した結果、1回だけまったく同じ機種を安く(といっても高いと思うが)購入できるという「安心サービス」というものを利用することにした。モノが来るまでと代用機を渡される。そして、今後のバイク通勤を考え、防水ウェア、長靴、グローブをヤフオクなどで購入する。雨が降っていてバイクで信号待ちしているとエンジンが勝手に止まったりするから、どこか具合が悪いのかも。カネが・・・:cry:

Irving Day

Irving

先日、9月末日にて有効期限が切れるサービス・チケットが3,000円分以上あったので、せっかくだから近所のブックオフへ消化しに出かけた。最初は何気なく見ていたのだが、どうも貧乏性のせいか105円コーナーとかばかり探していて、魅力的な本が見つけられなかった。そうこうするうちに、一緒に来ていた子どもたちがシビレを切らし始めたので、もっと価格の高いコーナーを物色するうちに、アーヴィングの文庫本がそこそこ揃っていることがあって手に取るうちに、「サイダーハウス」、「ホテルニューハンプシャー」、「ウォーターメソッド」などなど続々抱え込み、勢いに乗ってエルモア・レナード、ティム・オブライエン「7月」のハードカバーなど、積み上げて計10冊、丁度3,000円くらいになった。はじめは期待してなかっただけに大収穫の印象が強かった。アーヴィングはこれまで全部図書館で借りて読んでいて、手元には1冊もなかったのでじっくり読めるのが嬉しい。たまにはブックオフもいいね:smile: