金曜日の夜に友人のロック・カイロプラクターとともに忌野清志郎のコンサートへ。会場入りの前にギネスを飲んでいて、15分ばかり遅れて到着すると、すでに「トランジスタ・ラジオ」の演奏中。それからアンコールを入れると3時間近く、昔からのファンの友人によれば、持ちネタ全開の大サービスだったそうで、かなり楽しめましたよ。お腹一杯という感じ。清志郎の唄はもちろん、ホーン・セクションとギターがとくにグレートだった。演奏者たちは楽器の扱い方に熟知していて、どうやったら最も効果的に観衆に音楽が届くか分かっている大人のパフォーマンス、かといって手馴れた感じもなく、刺激的であった。セットリストは・・・ Continue reading “Wanted Tour”
Glamour
Galactic
渋谷クラブ・クワトロでニューオリンズのバンド、Galacticのライブ。東京公演の初日にもかかわらず、客入りはいまひとつ。ほぼ定刻どおりジャングル・ブギーみたいなリフが印象的な曲でスタート。で、このバンドの特徴はふたつあることに気付いた。メンバーが襟付きのシャツを着用していること(女性シンガーを除く)、そしてドラムのStanton Mooreの存在が他の人に比べてひときわ際立っていることだ。曲によって男女ヴォーカルを使い分けたりしていたけど、ヴォーカルレスの曲も含めてなんだかんだスタントンのワンマンショーで、GalacticっていうよりもStanton Moore and His Bandって感じ。スタントン以外は、サックス、ハープのBen Ellmanが結構良かったけど、それでも平均点なんだよなあスタントンと比べると。うまいけれどもキレがない、このバンドにSnooks Eaglinとか、George Porterがいたら面白いだろうなあと思うのは私が歳をとったということなのか
Yamanaka
「山中貞雄作品集 1」は映画のシナリオを集めたもの。サイレント映画「磯の源太 抱寝の長脇差」、「だきねのながどす」と読む。みごとに簡潔で無駄がないものです、実物は1932年の公開。映画作家山中貞雄の処女作だが、フィルムは散逸しているため見られないらしい。
The RS 500 Albums
たまたま図書館で「偉大なアルバム500」という特集のローリング・ストーン誌(昨年の12月11日号)を見つけて借りてきた。ミュージシャンを含む業界関係者による投票で、それぞれが50枚のアルバムを選び、1位に100ポイント、2位に50ポイントという具合に配分して合計したポイントの高かった順番になっている。結果・・・ Continue reading “The RS 500 Albums”
Feb.
きょうから2月、最近購入したDVDドライブで「椿三十郎」と「パルプ・フィクション」を久々に鑑賞、どちらもセリフと役者が素晴らしい映画だ。最近土曜日の日経新聞夕刊には青山真治監督のコラムが連載されている。今週は小津安二郎と山中貞雄の関係を想像するという、かなりシブイ内容にもかかわらず面白い。該当の記事は著作権の関係で日経テレコンでも読めないので、過去記事は図書館にて閲覧、コピーしましょう。それにしても、このひそかな小津ブームというのは何年かごとにくるもので、10年ぶりくらいにまた見てみようかな、今度はDVDで。
boid.net — ここで青山監督の日記が読める
Emptiness
Memories of Murder
韓国で大ヒットした「殺人の追憶」という映画を見ました。実際に起こった連続殺人でいまだに犯人が捕まっていないという事件を題材にしている。映画でも真犯人の全身を見ることは最後まで叶わない。見終わって配給会社の担当の方は黒澤明の「天国と地獄」に言及していた・・・ Continue reading “Memories of Murder”
Law School in Japan
この春から始まる法科大学院制度について、日弁連の方と話した。すごくキレのいい話し方でラジオ向きの椛島さん。 Continue reading “Law School in Japan”
Children
大人は自分で命を絶ち、生き残った大人たちに子どもたちが殺されていく。昨日は大阪で15歳の少年が実の父親から食事を与えられずに栄養失調で意識不明の重体というニュース。きょうは職場に置いてあった写真週刊誌で、仲間だった少年たち9人になぶり殺しにされた17歳少年の死顔が掲載されているのを見た。どうして、この子どもたちを守ってやれなかったのか?