Bicycle book

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雨が続くので、 なかなか自転車に乗れない。だからというわけでもないけれど、長尾藤三著「快感自転車塾」を読む。サブタイトルは「早くはなくともカッコよく疲れず楽しく走る方法」。45歳から自転車にのめりこんでいった著者の体験をベースに、競うスポーツではなく自分のカラダを楽しませるための自転車、ベーシックなところは押さえつつも、技術論よりも考え方に多くのページを割いている。私自身、(最近特に)早く走れないので、そのエクスキューズにはもってこいな本だと思った。とはいえ通勤で走っているものにとっては、夜に走らないわけにいかないし、景色を楽しんだりする余裕も無いので共感できるところばかり、というわけにはいかなかった。とくに後半のMTBに関するページはほとんど飛ばし読み、いまはまったく興味なしなので。それから、そこそこ経済的に余裕のある中高年層をターゲットにしてるので、2台目、3台目の自転車を購入することを薦めいてて、そうすれば気分しだいで毎回違う自転車に乗れて楽しい、なんて読むと住む世界が違うとも感じる。また長尾氏はサイクルコンピューターなんて要らんと説いてるけど、私の場合、通勤時間を調整したり、自分が自転車に投資した金額と節約した交通費とのバランスを計ったりするのには必須だったりする。

ちなみに私の通勤距離は往復56キロ。で、先日総走行距離が11,200キロを超えたということは通勤200回分を自転車でこなした計算になる。1回の通勤にかかる交通費は駅前の駐輪場代100円も入れるとちょうど1,000円だから、これで20万円分。これくらいあれば、エントリークラスのそこそこいいロードバイクが買えるし、私の場合はお釣りまでくる。ただ、当然タイヤ、チューブ、ウェアなど消耗品もあるからそういったものも込みでトントンといったところか。なので最近は、カーボンのフレームってどんな乗り心地なんだろうなあ、などと想像しながらメーカーのカタログを眺める時間が増えている。家族からは「新しいフレーム?有り得ない」と即却下されているが。

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