Czech Rep.

maruetsu

きょうは午前中からマルエツで子どもとビールと枝豆と青空。台風が近いせいなのか、変な雲多し。早朝3時45分からポルトガルで行なわれたチェコ対オランダのサッカーをTV観戦していたので、少しく朦朧とする。それにしても、チェコのサポーターにとってまさに快哉を叫びたいゲームだったに違いない。何しろ2対0をひっくり返したのだから。しかも、相手はタレントの宝庫オランダである。03-04シーズンのチャンピオンズ・リーグを観戦して、タレントと戦略だけではもはやビッグ・タイトルは獲れないと感じたのが、私がチェコを応援する理由のひとつ。とはいえ、バロン・ド・オールのネドベド、そしてリバプールのバロシュとシュミチェル、それに強面長身ストライカー、コラーといった攻撃陣がタレント不足とは口が裂けても言えないだろう。ただ、レアル・マドリッドとかマンチェスター・ユナイテッドが欲しがる人材かというと微妙なところというのが正直なところ。そして、中心選手のコンディションという点から考えてもグループDの場合、ドイツかチェコなのだ。だいたい、リーグ戦で30試合以上、さらにチャンピオンズ・リーグなどの負担を考えると、各国リーグの中心選手を多く抱えるフランスとかスペイン、イタリアといったチームは最初からハンデを背負っているといっていい。もちろんオランダもそうだ。想像するに、単に試合に出るというフィジカル面だけでなく、プレッシャーのかかった重要なゲームに多く出た選手というのは、そのモチベーションをキープするのは並大抵のことではないだろう。だから、ワールド・カップもユーロも、チャンピオンズ・リーグも獲ったジダンがいまなお頑張っているのはものすごいことだと思う。ただ、だからこそユーロ2000グループ・リーグ敗退、2002年のワールド・カップ本大会出場を逃し、ユベントスでは02-03シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝に累積警告で出場停止、さらに03-04シーズンはチャンピオンズ・リーグでベスト16、セリエAでも3位に終わっているのだが、02-03シーズンの欧州最優秀選手賞、バロン・ド・オールを受賞してしまっているチェコのネドベド。この大会に賭ける意気込みはおそらく誰よりも強いに違いない、少なくとも「止まっているボールを蹴るのは世界一うまい」坊主頭のイギリス人プレーヤーよりは。今朝オランダに2対0でリードされたときには正直言って、「ピークを早く持って来過ぎたのかなあ」と思った。何しろフレンドリー・マッチながら、アウェイでフランスに2対0で勝ち、今回のユーロ予選でもオランダを抑えてグループ1位で通過していたのだ。だから先日の日本代表とのマッチで負けたのが信じられなかったし、それがあったから、今朝の試合も負けるのかなあ?と思っていたのだ。ほかにも、審判に助けられた部分も大きいと思った人も多いだろう、かなり流れが中断される試合だった。それでもなお、私にとっては今大会のベスト・マッチと言い切ってしまえるくらい興奮したし、夢のようなゲームだった。

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