Can we still be friends?

家族へ費やす時間とエネルギー、仕事へのそれ。バランスがよく分からんなあ、と長年にわたって思いをめぐらし 🙄 、ついには会社を辞めるに至ったわたしにとって渡辺千賀さんの文章はとても示唆に富んでいる。アホかと思われるのを承知で書くが、私の業界に限らず仕事に人間関係が重要な役割を持つことは自明だが、企画内容や熱意よりも、時として人間関係が優先されることもあったりする。言い方を変えれば、放送局やレコード会社の人間とどれだけ飲みに行くか、そして彼らをどれだけエンターテインできるかが仕事の能力の一部だったりする。見方によってはそれだけ仕事が好きと言えるかもしれないし、これまでのカルチャーってそうやって生み出された部分もあったのかもしれない。

ただ、そういう仕事のやり方が家族に受け入れられるかどうかは別の問題だ。友達じゃないのに飲みに行くのは、できれば最小限にとどめたいし、どうしても行かなければならないときは妻と一緒に行ったりする。コンサートに招待されたときは、よく知っているプロモーターであれば快く夫婦を迎えてくれるが、大概は家族は仕事に持ち込まない、といった暗黙のルールがある。

J-waveの朝の看板DJとして知られるジョン・カビラさんと先日話したときに、家族で行けるという条件で沖縄からの特別番組のホストを承諾したと言っていた。まあ見方によってはエスタブリッシュメントだけが許される贅沢かもしれないが、実はもっと切実な問題なのだ。それに選択の余地はスポンサーにある。

恥ずかしながら家族と友達は別だと思っていたが、友達が家族なんだと思うと、開けましたよ視界が。家族からも友達と思ってもらえるようにしないとなあ 😳

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