職場から一番近い100円ショップは秋葉原にあることが分かったので、長男が小学校で使うという三角定規セットを夜勤明けに買いにいく。分度器と直定規を含む4点セットで105円。帰り道に腹が減ったので駅前の箱根そばに寄る。カチカチのかき揚げの入ったミニ丼に黒々した出汁をはったかけそばで540円。小諸そばだったら、同じ内容でもっとうまいのが500円で食える。最近ホントによくいくようになった小諸と比べると店内も薄暗く、什器もくたびれた感じ。2度と行くことはあるまい。
図書館で借りてから繰り返し読んでいるカミュ「異邦人」文庫版を吉祥寺リブロで買う。小池昌代「ババ、バサラ、サラバ」もかなり面白かったので、彼女のほかの作品を手にとってみられたのはよかった。ほかにもブルガーコフ短編集とかナボコフ自伝、ダイベックの最新刊など魅力的な品が数多く並んでいた。しかし本も高いね。こんど図書館で借りようっと。そういえば今年度の小林秀雄賞を受けた多田富雄「寡黙なる巨人」は、店頭では見かけたことが無い。図書館では順番待ち状態、現在わたしは3番手。気長に待つべし。なぜ「寡黙なる巨人」を思い出したかというと、映画「潜水服は蝶の夢を見る」を見たから。ああ秀逸だなあという表現が随所に感じられて、評価が高いのにも納得したけど、残念ながらいまのわたしには「殺しの烙印」とか「京阪神殺しの軍団」の方に軍配があがる。つなぎなしの田舎蕎麦みたいなごわごわした、おしゃれの欠片も感じられない映画なのに。
帰宅後は週末に録画しておいたプレミアリーグ2試合を連続観戦。両方とも緊迫したゲームで意識を失うこともなく楽しめた。