久しぶりに大塚から「今日ひま？」って連絡来て、うちの最寄りのいつもの居酒屋で飲んで、悪い意味で本当になんでもない話をして、アイス買って、適当な理由つけてうちに来た。

yuihyz:

久しぶりに大塚から「今日ひま？」って連絡来て、うちの最寄りのいつもの居酒屋で飲んで、悪い意味で本当になんでもない話をして、アイス買って、適当な理由つけてうちに来た。

ビーズソファを枕にして、また、悪い意味でなんでもない話しをして、なんとなく一緒にお風呂に入った。

お風呂に入る前に軽くキスして、服をぬがせてもらって、湯船の中で大塚の腕とか、胸とか、首とか、色んなとこに触れて、また、悪い意味でなんでもない話しをしてた。久しぶりに直接触る人の肌で、どれだけ心地よいものかと思ったけど、ただの、「そこにあるもの」って感じだったし、大塚に触れられていても、あんまり触られている気がしなかった。ここに自分がいる、って思えなかった。

気持ちいいのかも分からなくて、ただ身体は濡れてくから、なんかそんな感じになって、お風呂から出たあと、廊下で抜いた。

ほんとに感情という感情がなくて、別に嫌ではなかったし、どちらかというと安心にちかいけど、本当にないもなかった。終わったらそそくさと着替えて家の下に止めてた原付に乗って帰っちゃったのも、べつに、まあ少し寂しいけど、少し程度だし。

相変わらず大塚の服や首からは柔軟剤のいい匂いがしたし、そこに安心した感じはあったけど、でも、人の肌ってこんなに無機質なものだっけ。滑らかでもガサガサしてる訳でもない、なんか、全く触れられていないような気持ちだった。

もうあと2年くらいはないかも、って言いながらたくさんキスしたしたくさん触ってもらったけど、心は何も無くて、行為の後の疲れだけが体に溜まってる。

あんなに大塚とするの楽しいって思ってたのに。不思議。全然大塚を好きな気持ちは変わっていないのに、体は変わってしまったのかしら、なんて。

久しぶりに飲んだ精液の味は、苦くも甘くも不味くもなくて、健康的な大塚の生活と、なんの感触も残らない私みたいだった。