“「意味」というものはあとからついてくることも多いのです。夜学バーの場合、行く前は行くことに「意味」があるかどうかはわかりません。行って、自分がその場に関わることによって、初めて「意味」が生まれるかどうかが問われ出します。
「映える」と評判のクリームソーダは、行く前からその「意味」が判明していて、行ったあとはその「答え合わせ」をするだけになります。現代というのは「答え合わせ社会」でありまして、すでに答えがあることを確認しに行く作業に喜びを見いだすのが一般です。「未知のものに飛び込む」という発想は、あまり流行りません。”