“食事や水分が取れなくても、胃瘻をつくることや点滴をすることもありません。

rakkanoyukue:

“食事や水分が取れなくても、胃瘻をつくることや点滴をすることもありません。

体が働きをやめていく段階において、水分を投与しても体はそれをうまく循環させて有効に活用されることはありません。

心臓に負荷をかけたり、血管外に水分が流れてしまい、息苦しさを助長したり、痰を増やして誤嚥、肺炎を引き起こす原因となります。

私が日本の病院で勤めていた頃、ターミナルの患者さんはいつも痰がひどく、痰の吸引をするのが当たり前でしたが、スウェーデンの病院で吸引をしたことは一度もありません。

ターミナル期でもこれほど呼吸苦が少ないというのはとても驚きで、体に余分な水分をいれることで、苦痛を引き起こしていたことに気づきました。

ターミナル期の患者さんの血圧などの身体的データや、心電図をみられないことは、患者さんの情報が少ないように感じて初めは少し不安だったのですが、

数字や波形から患者さんの情報を知るのではなく、患者さん自身の様子、表情からその人にとって必要なものを見つけケアをするということが緩和ケアであることを学びました。”

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