久しぶりに雅哉さんと1対1で話す機会があった。間の悪いことに、私は体調が悪くて死にそうで、それでも30分程、私のために時間を割いてくれたことが嬉しかった。
最近の私は疲れ切っていて、何も出来なくて動けない日も多く、仕事でもミスがあって、落ち込んでいた。理由がわからないので対処の仕様がないから、誰にも話せずにいたけれど、雅哉さんは、私が悩んでいることがわかったらしく、話を聞いてくれた。
雅哉さんの、半袖になった制服から見える、男性にしては細い腕と、浮き上がった血管にドキドキした。
私が雅哉さんを好きな理由は、人として好きというのもある。適当な会話には生返事なこともあるけれど、結局は優しいし、助けてくれる。察しが良いというか、人間として出来たひとだから中途半端な私は、きっとそこに惹かれている。ただの良い人、ではなく、ちゃんと理解してくれているのが伝わる。
この先、彼を恋愛対象とみなくなっても、きっと雅哉さんのことは人として好きなままだと思う。だからこのご縁が切れないといいなと思う。
素敵な人生の先輩に出会えたのだもの。大事に、大切にしたいな。(2023/06/02 10:11)