夜勤明けに電車に乗って家に向かう途中。不思議の国のアリスを読む。朦朧としながらなので、内容と相俟ってよかった。電車を降りて駅から家に向かう途中で、最近あまり見かけなくなってた暴走族(ひとり)を見かけた。ファッションもいわゆるそのモードできちんとしてて、アクセルを適度に調節しながら、大音量の排気ノイズをプロデュースしている。そのとき感じたのは、ライダーである彼が音楽的に覚醒して、アクセルの調節でハチャトリアンの「剣の舞」とかを排気音で演奏し始めたら・・・という妄想だった。その道を極めるというのは、日本ではごく当たり前な生き方だし、彼がそうやっていずれはベルリンフィルと競演してるとか。想像しながら2丁目の交差点でニヤニヤして信号待ち。