iPod
とうとうアタシもアップルの軍門に下ったというわけだ。カセットテープからCD、MDとそれぞれポータブルの簡易な再生機を購入してきたけれど、デジタルデータ、とくにPC必須のiPodなどはどうも手が出ないまま、携帯電話のアプリなどで十分と思っていた、Suicaとか全部一緒に入るしね。それがなぜiPod購入に踏み切ったのか、備忘録として。
音楽を聴くためだけのプレーヤー購入に当たっては、以下の条件を満たすことがアタシにはとても大事だった。
- ギャップレス再生
- Flacファイル再生
iPod Touchはこの2点をクリアできて、Winampとの同期も可能とのリサーチ結果(後に誤りだと判明する)が大きな理由だった。携帯電話のアプリ(ソニーエリクソン製)も、ふつうのアルバムなら何の問題もない、だがライブなどでは、どうしてもギャップが気になる。ま、ひとつのファイルにまとめるという手もあるのだが、メンドくさいのだよ。とくにZappaとかGD好きとしては、ライブをギャップ有りで聴くのは苦痛でもある。
結果的にiPod Touchを購入してFlac Playerというアプリを入れたら大正解。ちなみにWinampと現行のiPod(Gen.4以降)の同期は取れない模様、当初これには凹んだ、間違った買い物かと。だが、iTunesからAppタブ経由すればWinampでRipしたFlac音源がまるごと吸い上げできることがわかって一安心。しかもギャップレス再生可!これまでの鬱憤を晴らすかのように時を忘れてAddしまくりました。
せっかくだからPod Castも試してみた。NPR Musicはすごいッス。今年のNew Port Folk FestでのSteve Earle、Emmylou Harrisなどのライブ音源(たぶんフルサイズ)を無料で公開中。こんな放送局が日本にも欲しいなあ。
August 24, 2011 No Comments
book-music-book
予備のタイヤがなかったので、久しぶり電車通勤な一日は先週の木曜日。最近は自転車通勤の方が楽に感じる、電車だと本が読めるのがいいんだけどね。
駅について職場まで15分程度歩くあいだは携帯電話に仕込んである音楽を聴きながら。天気のよい朝にDillard & ClarkのThrough the Morning Through the Nightはぴったりだった。
仕事帰りに立ち寄った神田駅前のいずみ書店の店頭には水嶋ヒロの単行本が売り切れたとの告知あり。Amazonのレビューが異常な盛り上がりだけど、こんど図書館で借りてみようかしら。そのとなりにヒロが表紙の雑誌Switchの広告、なんだかなあ。わが国の出版業界がかなり切羽詰ってるということなのだろう。
なんでこんなことになってるのか?という疑問にある程度答えてくれる平川克美の経済成長という病 (講談社現代新書)を通勤列車の中で読む。基本的な部分では内田樹が普段から言ってることとの共有点が多く、既読感のある文章が続く。ただ内田の書く文章に比べると、ずっとナイーブな感じがするのはなぜでせう。それは内田が学問、平川がビジネスの世界で生きてきたという違いが影響しているのか。どちらも不特定多数の人間を相手に自分の考えを説明しなければならない機会が多いと想像するが、それぞれのオーソドクシーの必要量の違いが語り口に反映されているのだろう。
てんてこ舞いなシフトを終え、家に帰り着いて風呂に入りながらゆっくりと細雪 (中公文庫)を読んでみたら、やっぱりすごいや潤一郎、となった。
ところで11月の自転車走行距離は336.25km。夜勤だったので少なめ。
December 21, 2010 No Comments
Ric never fails
その昔は何時間でも徘徊していたCDショップだけど、昨今は諸事情あってほとんどゆっくり見てるヒマがない。たまに行くショップもほとんど決まってる。新宿ユニオン中古センター、ソウル館、そして本店4/5階くらい。それに、国分寺ユニオンがたまーに。まあ、言ってみればユニオン奴隷みたいなもんですな。で、チェックする棚もほぼ決まっている。Peggy Lee、Bonnie Raitt、Aretha Franklin、Mavis Staples、ラテン中古新着とElis Regina、Ivete Sangaloくらい。どれも大物で、なにをいまさらと言われそうだが。
新しいアーティストとの出会いはイトウカイロ院長と一緒に行くレコ屋ツアーぐらいだろうか。チカーノものとかErnie Grahamとか、いつも教えてもらうことが多い。
それにしても昔は野郎ばっかり集めてたような気がするが、最近のマイリストには女性アーティストが多い。なんでだろ。Ry Cooderはそんなチェックリストに残ってる数少ない男性音楽家。先日もセンターのライ棚をかき回していたら、見たことないジャケットが引っかかってきた。
おいおい、新しいアルバムかよ。普段から情報に疎い私は2009年の印がついた紙ジャケを仔細に眺め回した。が、どこにもライのクレジットは見つからない。代わりにあったのは、Ric Rubin先生の名前。おお、と軽くつぶやく。しかし、RicとRyの接点がどうしても想像できない。しばし迷うが、けっきょく確かめたい気持ち半分で大枚1,000円払って購入した。
結果、ライとはまったく関係がないことが判明。ユニオンのライ棚にあったのは、所属レコード会社プロモーターの画策か、単なる格納間違いなのだろう。そういえばこの間もロベルト・ロエナのアポロサウンド5と6のタグが入れ替わってたり、映画マトリックスの3枚セットブルーレイのタグがまったく違う(何だったか失念)作品だったりしたので、その流れで理解することにした。
して、その内容とは如何に?
これがとてもいいのだ。
サンフランシスコ・クロニクル紙曰く
the heavy sadness of Townes Van Zandt, the light pop concision of Buddy Holly, the tuneful jangle of the Beatles, the raw energy of the Ramones
「タウン・ヴァン・ザントの深い哀しみ、バディ・ホリィの切れのいいポップ、ビートルズのお行儀のよい猥雑さ、そしてラモーンズのむき出しのエネルギー」を併せ持ってるという評。
個人的にはちょっと誉め殺しな感じもするが、挙がってる名前がビートルズ以外どれも一般的にはシブいと思われるところが、このバンドのスタイルを表しているのかも。いずれにせよ、そんな世評はともかく私には最初からフィットしたからそれで良しとする。
そこでリックである。あ、この感じ。いまではレコードレーベルごとの風味の違いなんてほとんどない時代。アメリカンレコーディングスは貴重な存在だと思う。80年代DefJamはきちんとフォローしてなかったけど、Johnny Cash晩年の作品群はまさに金字塔だし、マスプロ時代にこの手作り感覚をかもし出すことができるのはほとんど神業としか思えない。久々に嬉しい出会いでした。
NPRオフィスライブシリーズ
The Avett Brothers Tiny Desk Concert for NPR Music
July 12, 2010 No Comments
cd library
引っ越してから3ヶ月が経過しようとしている。写真のように棚はあるのだが、整理がつかない。あーメンドクサイ。
CDを収納するビニールケースというのは薄いから確かに省スペースではある。ただ経験上、一度見失うと見つけるのが難しい。ヘタするともう一度ご購入ということにもなりかねないので油断大敵なのだ。ハードケースに入ってるUluluとKeep Me Comin’は簡単に見つかったけど、ビニールケースに入れてたJesse Ed Davisだけ見つからない、そのもどかしさといったらない。だから、すでに手に入りにくくなっているCDは慎重に別途保管場所を考えないとアカンのだ。実際、大好きなRandy Westonの三部作なんて別の場所に保管してた。そう、3枚くらいの手持ちがもっとも危険なのだ。たとえばZappaとかDylan、Beatlesなんて、けっこうな数のアルバムがあるから、一枚くらい行方不明になっても、まあいいかって気にもなる。というより、手元にあるCDどれ聴いても、それなりに満足できるからいい。だが、3部作となるとハナシは別である。たとえば、上述のRandy Westonなんて、3枚そろってナンボ。1枚でも欠けると、それがどーしても聴きたくなる。HDDに落としておいてあっても、やはりモノとしての存在感がなあ。
さて、棚。そもそもどこにどのCDがあるかなんて、アタシだけが分かっていればいいのだから、整理する必要もないわけだ。でもEddie HintonとかSnooksのImperial盤とか、あーどこいったんだーって探すのも疲れてきたので、この機会にキチンとしておこうと思ったしだい。だいたい棚の場所を心の中で決めていたのだが、作業を続けているとアレ?Curtisってどこだっけ?ま、いいか、と続けてるとDylanのとなりにThe Band、その隣にChico Buarqueという具合になる。いちおう南北アメリカ大陸出身とはいえ、やはりこれは何とかしたい。仕方なくアーティスト名とかを棚に貼り付けて整理することにしたが、これもアルファベット順とかメンドクサイので行き当たりばったりの超テキトー。あー誰か代わりにやってくれないかなあ。
January 30, 2010 No Comments
recent books
坂本龍一「音楽が自由にする」、図書館で偶然見つけたので読んでみた。正直なところYMOにも戦メリにも教授的な部分にはほとんどシンパシーを感じないし、モレレンバウムもピンとこなかったアタシ。ほかにもソロアルバムなど、いろいろ聴いてはいるのだけれどナゼなのだろう。日本を代表する音楽家で、彼が作ったいくつかのメロディを口ずさむことさえできるのに。まったく漠然としてるけど、なんかこう熱いパッションとかソウルを感じることができないのよね。彼の音楽こそが「クール」なのだと評する向きもあるのかもしれないが、それではメシアンの「鳥のカタログ」にホトばしるパッションを感じる自分との折り合いがつかない。久石譲の音楽もそうなんだけれど、単にわたしの感受性がある種のレセプタを欠いているのかもしれない。残念ながらそういった齟齬はこの本を読んでも理由は明らかにならず。けっこう熱い若大将ぽいところがあったんだー、とは思ったが、YMOの成功によって彼の人生は大きく変わったという月並みな感想しか浮かばん。それにしても自分を活かしてくれる環境に自身を滑り込ませる才能に長けているのね。
内田樹「日本辺境論」。こちらは図書館に入荷するのを待てず購入。あーインテリの本ってスゴいね。言ってることは大体理解できるのだけれど、それを他人に説明しようと思うとすごく難しい。そういう本。まわりを先導する立場に至ると思考停止してしまうのが日本人って、それじゃ日本の政治家に何の期待もできないじゃないか。それでもここまで国が滅ぶようなことにならなかったのは、目指すところがあったからということなの?それにしても過日再放送していたNHKスペシャル「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡」で、多くの有名政治家へのインタビューから権力闘争に明け暮れる政界の日常が浮かび上がってきて、見ててホント情けなくなった。蓮ホウの必殺仕分け人なんてかわいいもんだ。
福岡伸一「動的平衡」。以前、新書で読んだ「世界は分けてもわからない」と重複する部分も多いけれど、それなりに面白かった。これまでも仏教や文学など、形を変えて語られてきた「生命とは何か」について、分子生物学という分野からでも説明できますよーというハナシ。オカルトになることを避け、あくまでも科学的アプローチを重んじる著者が、本書の最後の部分でライアル・ワトソンの著作に触れ、非常に感銘を受けているのが新鮮。カスタネダまでもう一歩だ。
December 3, 2009 No Comments







