Bent my ear to hear the tune and closed my eyes to see

5-0

マドリディスタというよりもモウリスタのアタシにとって、ドーハの悲劇なみの衝撃だった。まったくジョゼはわざとこんな負け方したんじゃないか、と勘繰りたくなるほどだ。
José Mourinho admits Barcelona’s thrashing of Real Madrid was fair

1996年に初めてスペインを訪れたときに購入したバルサのキーホルダーをいまだに愛用しているし、モウリーニョの率いるクラブの最大のライバルであっても心底嫌いになることができない。なぜなら、わたしにはいわゆるモルボが欠けているからにほかならない。想像力の欠如というなかれ。バルセロナ、もしくはマドリッドに子どものころから住んでいたというならともかく、身体的に同期してないモルボなどありえない。

それにしても、こんな負け方、チェルシー、インテル時代を通じて観たことがない。とくに昨シーズン、バルサにはこう勝つんだ、というような見本をみせてくれたのに、だ。この敗戦は簡単に受け入れることができるとジョゼは試合後語っていたが、これは背後に何かあると思ってしまうのも無理ない。それが、既存戦力の大幅な改編、それとも大型補強への布石なのか分からないが、いずれにせよ、この男の考えることはわたしのような凡人には及びもつかないから。そうとでも考えなければ、このバルサ万世の日本でマドリディスタなどやってられない。

December 1, 2010   No Comments

6月に読んだ本とか映画などメモ

  • 田村修一 「オシム 勝つ日本」
  • いま書店に並んでいる数あるオシム本のうちの1冊。以下、印象に残ったオシム大先生の言の葉。

    日本では子供が、非常にしばしば対戦相手なしにトレーニングする。それだけですでによくない。選手にしても同じで、相手なしの練習に慣れてしまうのは危険だ。サッカーには常に敵がいるからだ。

    コレ、自分の子どものサッカー練習を見るといつも思ってた。ひざを打ったよ、おとーさん。

    テクニカルな選手が3人以上いたら、プレーはとてもエレガントになる。しかし人々はサッカーはそれだけエレガントになれるのだということを、なかなか理解しない。バレエと同じ芸術でもあるのだということを。サッカー選手になるためには、まずサッカー選手に生まれる必要がある。練習で努力するだけではなく、才能にも恵まれる必要がある。

    至言かと。

    何かを完全に変えようとしたとき、それが何であるにせよ一撃で変えるのはもの凄く難しい。首脳やコーチたち、選手に自分の考えを話して、彼らを納得させねばならないし、彼らにも違った考え方をする機会、彼らが自分自身のやり方でトライできるチャンスを与えねばならない。そうでないと成功は難しいし、全員に自分の考えを行き渡らせることもできない。

    こういう考え方って大事だと思うが、なかなか実行できない。

  • 立川談志 「世間はやかん」
  • 各章の扉に一言書いてあって、一番気に入ったのがコレ

    花火屋のローレンス

  • 吉行和子 「ひとり語り 女優というものは」
  • 6月30日付 毎日新聞夕刊にインタビューが載っていたが、ずっと舞台をやってきて、そのほとんどで収益を上げられなかったということを知って驚いている。この本では厳しい台所事情の舞台運営を嘆くことよりも、それが彼女をどれだけ豊かにし、楽しかったに比重が置かれているために、読後感は清清しい。ユニークな家庭環境に生まれ育ったことからくる家族への思い、兄(淳之介)の小説がいまだにつらくて読めないというナイーブな面も印象的だ。とはいえ、全体を通じてザ・芸能界の一部を垣間見たような気がするのはなぜだろう。ちなみに、わたしは吉行淳之介の小説を別の意味で読み通すことができないが、いまの私にはまだフィットしないだけなのだと思うことにしてる。彼が篠山紀信と作ったヴェニス 光と影―ヴェニスに漂う“死の予感”と“官能の名残り”はけっこう好きだけど。

  • 幸田文 「おとうと」
  • はからずも涙が出た。息子の臨終に立ち会う父親なんて、想像しただけで泣けてくるじゃないか。山田洋次監督の同名映画の原作かと思ってましたが、違うようで。なぜかホッとした。市川崑が岸恵子で作ったのが正解、いまから50年前。わたしくらいが解説なしで読める最後の世代じゃなかろうかという時代の雰囲気、家族のかたち。そんなことないのかな。この作品の前に書かれた「流れる」よりも、ハまりました。

これだけだっけな。図書館に返してしまうと、自分の記憶しかない。それはそれで必要なものだけが残ってると考えればいいのかもしれないが、それにしても衰えてきてるから、もうちょっと記録しておかないとアカンな。なんだか損した気分だ。このときとか、これ、それからコイツでけっこう本を返却してるから、明らかに上のリストから漏れてる本があるはず。ま、いっか。

3D版「アリス」はティム・バートンも焼きが回ったなと思った。とにかく薄味なんだよ。クレイアニメでリメイクしてくれ、頼む。

歌舞伎町でみた「エンター・ザ・ボイド」にはグッときた。前作「アレックス」を見たときに、どーしてここまで暴力、残酷さを前面に押し出すのか?そのインパクトばかりが印象に残って、わたしには長年ノドに刺さった小骨みたいだったけれど、今回の「ボイド」みて分かりました。ランディ田口のTweetは置いておくとして、彼のメッセージは「いまそこにある愛こそすべてへカウントダウン」と勝手に納得。逆ジョンレノンなのね。Uplink浅井社長曰く「劇場で見るべし」との言葉に、新宿駅からダッシュしただけの甲斐があったいい映画でした。

日本代表に関して。
かつてないほど充実したワールドカップだったのではなかろうか。98年は初めてで何だか落ち着かないまま終了。02年は出来過ぎでウワっついてるうちに終了。06年は自信過剰で終了。今回がもっとも平常心で、とにかく勝つためにプレーしていたように見える。それにしても本大会までの戦いぶりはいったい・・・何だったのか。本番で敵を欺くために、まずは味方からというわけか。そうだとしたら、岡ちゃんスゲーよ。

July 1, 2010   No Comments

sayonara

いまは自転車のほうがはるかに安心して乗れるし、環境や身体にもいい、いろいろ考えてSR400は手放すことにした。

最近はすっかりご無沙汰のSR。去年1年間で乗った回数は片手に満たなかったんじゃなかろうか。乗りたい気持はあるのだけれど、フロントフォークのオイル交換とかメンテナンスするにも手間とお金がかかる。アジアのほかの国ではもっとボロボロのバイクでも平気で使用されているし、そういうメンテをしなくても乗れなくはないが、走行に不安を抱えたまま長い距離を走ったり、100キロ以上でぶっ飛ばすのはそろそろ憚られる年齢と立場になった。そして気づけば車検の時期・・・。きょう最後のライドと思って久しぶりにエンジンをかけてみた。もう何ヶ月も乗ってないが、5回くらいキックしたらきちんと始動。近所を流してみたが、やはり自転車とも自動車とも違う気持のよさがある。天気も良かったし。あー何だかもったいないな

午後は次男をサッカー試合に送り届ける。長男のサッカーを見た後だと、その差に愕然となる。それはそれでかわいいんだけど。

Kai on the pitch

Kai

March 14, 2010   No Comments

logistics

疑ったワタシが間違ってました。プレゼント用に子どもサイズのユニフォームを、ミラノのクラブ公式オンラインストアで初めて発注、11月の長男誕生日に間に合うようにと思って十分なリードタイムをとった。これまでバルサとアストン・ヴィラのユニを直接オフィシャル・ストアで購入してきたが、バルサはイギリスの会社に販売業務をアウトソースしてるらしく、メールでの問い合わせにも比較的レスポンスが早かった。ヴィラも注文から発送までほぼ1日、1週間ほどで手元に届いた。

で、今回はイタリアのチャンピオン、インテル。ホームページは手作り感にあふれ、(わたしは好きだが)商売っ気があまり感じられない。ただ、登録(無料)しておくと誕生日にオンラインクーポンが届けられて、これがなんと20ユーロ割引という太っ腹。
auguriimg
ユニフォーム1着に送料4,500円という法外な値段設定に購入を渋っていたけれど、そのクーポンの存在を思い出して踏ん切りがついた。もちろん、日本のサッカーショップでも買うことはできるが、基本的にキッズ用には選手の背番号や名前が入らないし、最新シーズンものがなかったり、送料を含めた値段もミラノから直接買うのとほとんど差がないのだ。公式オンラインストアであれば、選手はもちろん、自分の好きなマーキング入れても1万円以内。

ただ、これまではイギリスの会社が相手だったけれど、今回はイタリア。オンラインの購入用フォームからは日本の住所がきちんと入力できなかったので、フォローアップのメールをカスタマー・サービス宛に出したけど反応なし。イタリアだし、きっと時間がかかるんだろうなあ、と気長に待つつもりでいたら、注文から3日後にトラッキング番号などが書かれたメールがUPSから届いた。んーやるな、と思ったが、こんなサービスするから輸送費が高くなるのだ。でもおかげで、安心できる。そして発注から5日後に無事到着。驚いた、これまでのどのクラブより早い。繰り返すが高い輸送費だけのことはある。そして丁寧に返品、交換用のフォームまで同封してあった。貴族のためのサービスって感じ。ご丁寧に配達証明書までオンラインで発行されてた。

サービス:
UPS SAVER
重量:
.50 Kg
出荷日または請求日:
2009/10/05
配達日:
2009/10/08 10:24

欧州のサッカー・クラブにとってはレプリカユニフォームをはじめ関連商品の販売はビジネスの重要な要素。スペイン、イングランド、今回のイタリアとそれぞれ違いがあって面白い。バルサは有名選手が多くいるからか、値段設定が比較的低くてもやっていけるのだろう。つい買い物したくなる敷居の低さがある。一方、世界的には知名度いまいちのアストン・ヴィラは、バルサ以上に価格を低く設定して、とにかく売ることに熱心。先日最新シーズンのキッズ用ユニに次男のネームを入れて、ショーツ、ソックスまでセット、送料込みで7,000円くらい。日本ではありえない価格だ。そして今回のイタリア、インテル。値段だけ見ると殿様商売だけど、ファンだから許せる。それにしてもヨーロッパと日本の距離はずいぶん近くなったものだ。

October 9, 2009   No Comments

surreal

チャンピオンズ・リーグのグループ・リーグ第2節、現地9月29日に行われたルビン・カザン対インテル。ルビン?カザン?いったいどこのクラブなんだよー、と思いつつ、調べてみるとなんとロシア・チャンピオンだったのね。その本拠地、ツェントラリヌイ・スタディオンはモスクワから800キロも東にあるので、キックオフも通常の欧州時間からは大きくずれ、日本のインテリスタにやさしい日本時間深夜1時すぎ。雑魚相手にインテル楽勝を予想した人も多かったと思うが、フタを開けてみれば予想を裏切るカザンの大健闘、ジョゼのネッラズーリは中盤の中心選手を欠くとはいえ負けてもおかしくない試合内容。結局1-1ドローに終わってわたしは深夜ひとりふーっ、と複雑な気持ちのまま床に就くことになった。

それから数日後、図書館で前から気になってた亀山郁夫「甦るフレーブニコフ」を借りて読み始めると、なんと出てきたのが、そのカザン。そして「ロシア詩の王」とも称されるヴェリミール・フレーブニコフが学んだのが、かの地のカザン大学。トルストイやレーニンが学んだことで知られる最高学府で、ロバチェフスキーというこれまた名前だけは聞いたことがある著名な数学教授の存在が伝統に息づいているらしい。20世紀初頭にこの詩人が入学したのがその数学科だったそうな。

ヴォルガが「ぼくは」といえば、
揚子江は「愛」と
ミシシッピーが「する」といえば、
老ドナウは「すべての」とつぶやき、
ガンジスの水が「世界を」と答えて
川の偶像は
緑の沃土を描くだろう。

ステキだねえ。1920年、フレーブニコフ35歳、死ぬ2年前に作った「ラドミール」という詩の一部(亀山郁夫訳)。風が吹いて桶屋が儲かる感じ、とはちと違うか。偶然の一致とはいえフレーブニコフとわたしの出会いは必然なのかもと勘違いしてみよう。それにしてもこの伝記けっこう面白い。1905年に日露戦争でバルチック艦隊が壊滅したことに大きなショックを受けたことが「対馬」体験と表現されていたり、ロシアでの調査で詩人の肉筆がほとんど判読できなかったとか、少ない資料の中からフレーブニコフの人となりについて一生懸命書こうとする姿勢が伝わってくる。フレーブニコフその人も生涯の夢がインド散策だったり、日本語勉強してたり、ロシア・アバンギャルド派という分類になるらしいが、考えてること、そしてその表現が、当時としてはかなりグローバルというかユニバーサル。ただ彼の作品は日本語翻訳が少なく、まとまった詩を読もうと思ったら英語訳になってしまうのが残念。

gtaste

G-Taste

飛ぶ取り落とす勢いの酒造メーカー、霧島酒造が限定で販売してる「吉助」、これがG-Taste。きょうためしにスーパーで買ってみた。裏ラベルに書かれている解説文がオカシカッタので、引き写しておく。

「G-TASTE」至福の味わい領域へ
1916年初蔵出し、創業者江夏吉介の質実剛健の気風は、百年の時を経て究極の味わい「G-TASTE」を誕生させた。純粋さ(GENUINE)、穏やかさ(GENTLE)、優美さ(GRACEFUL)、この3つのGの融合が時空を超えた至福の味覚「Gテイスト」の新たな扉を開く。

伝統と革新を両立させたい気持ちは分かるが、中途半端なシュールさに苦笑して首を傾げてしまった。ラベルのデザインはけっこうステキなのに、もったいない。裏ラベルを注意して読むひとはあまりいないからいいのか・・・。ちなみに今日のつまみは味付け海苔「わさび」。韓国海苔のわさびバージョンといったところか。ウマイ。わさびって偉大だ。

wasabi-nori

wasabi-nori

October 7, 2009   No Comments